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アナエブリ皮下注200mgペン

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 遺伝性血管性浮腫の急性発作の発症抑制

用法・用量

  • 通常、成人及び12歳以上の小児には、ガラダシマブ(遺伝子組換え)として初回に400mgを皮下投与し、以降は200mgを月1回皮下投与する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。本剤はウサギにおいて胎盤通過が認められている。ヒトにおける胎盤通過性は不明であるが、本剤はヒトIgG4モノクローナル抗体であり、ヒトIgGは胎盤関門を通過することが知られている。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤のヒト乳汁への移行は不明であるが、本剤はヒトIgG4モノクローナル抗体であり、ヒトIgGは乳汁中に移行することが知られている。
9.7 小児等
12歳未満の小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

8.重要な基本的注意

急性発作の治療を目的に本剤を使用しないことを患者又はその家族に十分に説明し、理解を得た上で使用すること。

14.適用上の注意

14.1 薬剤投与前の注意
14.1.1 投与前に冷蔵庫から取り出し、室温に戻しておくこと。
14.1.2 投与前に内容物を目視により確認すること。異物や変色が認められる場合は使用しないこと。
14.2 薬剤投与時の注意
14.2.1 注射部位は腹部、大腿部又は上腕部とし、投与毎に注射部位を変えること。
14.2.2 皮膚が敏感な部位、皮膚に異常のある部位(傷、発疹、発赤、硬結等)には注射しないこと。
14.2.3 本剤は1回で全量を使用する製剤であり、再使用しないこと。

5.効能又は効果に関連する注意

臨床試験において、侵襲を伴う処置による急性発作の発症抑制に対する有効性及び安全性は検討されていない。

16.薬物動態

16.1 血中濃度
16.1.1 単回投与
日本人健康成人(12例)に本剤200mgを単回皮下投与したときの薬物動態パラメータは以下のとおりであった。
日本人健康成人(12例)における本剤200mg単回皮下投与時のガラダシマブの薬物動態パラメータ
tmax(h)Cmax(μg/mL)AUC0-last(μg・h/mL)AUC0-inf(μg・h/mL)CL/F(L/h)Vz/F(L)t1/2(h)
169(8.00,171)21.2(17.0)11,300(5,510)11,900(5,840)0.022(0.014)12.5(5.84)424(72.2)
tmax=最高血漿中濃度到達時間、Cmax=最高血漿中濃度、AUC0-last=0時間から最終定量可能時間までの血漿中濃度-時間曲線下面積、AUC0-inf=0時間から無限時間まで外挿した血漿中濃度-時間曲線下面積、CL/F=見かけの全身クリアランス、Vz/F=消失相における見かけの分布容積注)tmaxは中央値(最小値,最大値)を示す。その他各パラメータは平均値(標準偏差)を示す。
16.1.2 反復投与
国際共同第III相試験において、遺伝性血管性浮腫1型又は2型(C1-INH HAE)患者39例(日本人患者4例を含む)に本剤の初回用量400mgを皮下投与し、以降200mgを月1回皮下投与したときの本剤の血漿中トラフ濃度は以下のとおりであった。定常状態における本剤の血漿中トラフ濃度は概ね一定であった。
C1-INH HAE患者における本剤反復皮下投与時のガラダシマブの血漿中トラフ濃度
Day 31Day 61Day 91Day 121Day 151Day 182
例数393939383939
血漿中トラフ濃度(μg/mL)、平均値(標準偏差)10.5(4.00)8.60(3.91)8.39(3.81)8.69(3.93)8.20(4.37)8.09(4.28)
16.1.3 母集団薬物動態解析
母集団薬物動態解析において、本剤の初回用量400mgを皮下投与後、以降200mgを月1回皮下投与したHAE患者の薬物動態パラメータを検討した。定常状態における1投与間隔の血漿中濃度-時間曲線下面積(AUCtau,ss)、定常状態における最高血漿中濃度(Cmax,ss)及び定常状態における最低血漿中濃度(Cmin,ss)の平均値(標準偏差)は、それぞれ9,920(4,470)μg・h/mL、20.5(9.66)μg/mL及び8.94(4.64)μg/mLと推定された。初回用量400mgの皮下投与後に本剤の曝露は定常状態に達した。
HAE患者における本剤皮下投与後の血漿中最高濃度到達時間は約6日であった。
HAE患者における本剤の見かけの分布容積の平均値(標準偏差)は、8.36(5.55)Lであった。
HAE患者における本剤の見かけの全身クリアランスの平均値(標準偏差)は0.0243(0.0122)L/hであり、終末相の消失半減期は約18日であった。
健康成人及びHAE患者を対象とした母集団薬物動態解析における絶対的アベイラビリティは、0.387(95%信頼区間:0.344,0.431)と推定された。
16.2 吸収
健康成人において、注射部位(腹部、大腿部、上腕部)は本剤の曝露に影響しなかった(外国人データ)。

重大な副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 重篤な過敏症(頻度不明)
アナフィラキシー等の重篤な過敏症があらわれることがある。

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

5%以上
一般・全身障害及び投与部位の状態注射部位反応(内出血、紅斑、そう痒感)
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