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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 糖尿病診断時の糖負荷試験に用いる。

用法・用量

  • ブドウ糖として、通常成人1回50g、75g又は100gを経口投与する。小児には体重kg当り1.75g(5.25mL)を経口投与する。

禁忌 

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.5 妊婦
妊婦及び妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

14.適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意
王冠を栓抜きで開栓する際は、栓抜きの形状により瓶口部が破損することがあるので注意すること。使用する栓抜きは、ツメが凹形か、又は平らで滑らかなものを使用し、ツメが凸形等の瓶本体を損傷しやすいような栓抜きの使用は避けること。
14.2 薬剤投与(試験)時の注意
14.2.1 前日の生活状況、当日の健康状態等を聴取すること。
14.2.2 本剤服用による副作用は記録し、結果の判定の際の参考とすること。
14.3 診断上の注意
14.3.1 試験成績は次の要因により影響を受けることがあるので注意すること。
疾病(高度の膵外分泌機能障害、高脂血症、肝障害、動脈硬化性血管障害、脳障害、胃切除、感染症等)、妊娠、ストレス、消化吸収、飢餓、運動、肥満、加齢、長期の就床、医薬品の投与等
14.3.2 糖尿病の診断時には、糖負荷試験の判定基準を参考にすること。
(参考)糖負荷試験の判定基準
1970年の日本糖尿病学会の糖負荷試験における糖尿病診断基準委員会及び1999年の糖尿病診断基準検討委員会が糖尿病診断に用いるため糖負荷試験の判定基準として勧告した基準値は次のとおりである。
100gブドウ糖負荷試験の勧告値
正常域糖尿病域
毛細管血静脈血毛細管血静脈血
空腹時値100以下100以下
1時間値160以下140以下180以上160以上
2時間値120以下110以下160以上150以上
判定すべてを満たすものを正常型とする。ともに満たすものを糖尿病型とする。
正常型にも糖尿病型にも属さないものを境界型とする。
(真糖値mg/dL)
50gブドウ糖負荷試験の勧告値
正常域糖尿病域
毛細管血静脈血毛細管血静脈血
空腹時値100以下100以下
1時間値160以下140以下180以上160以上
2時間値100以下100以下140以上130以上
判定すべてを満たすものを正常型とする。ともに満たすものを糖尿病型とする。
正常型にも糖尿病型にも属さないものを境界型とする。
(真糖値mg/dL)
75g糖負荷試験の判定基準
正常域糖尿病域
静脈血漿毛細血管全血静脈全血静脈血漿毛細血管全血静脈全血
空腹時値<110(<6.1)<100(<5.6)<100(<5.6)≧126(≧7.0)≧110(≧6.1)≧110(≧6.1)
2時間値<140(<7.8)<140(<7.8)<120(<6.7)≧200(≧11.1)≧200(≧11.1)≧180(≧10.0)
判定両者を満たすものを正常型とする。いずれかを満たすものを糖尿病型とする。
正常型にも糖尿病型にも属さないものを境界型とする。
(mg/dL、カッコ内はmmol/L)静脈血漿随時血糖値≧200mg/dL(≧11.1mmol/L)の場合も糖尿病型とみなす。
正常型であっても、静脈血漿1時間値が180mg/dL(10.0mmol/L)以上の場合は、180mg/dL未満のものに比べて糖尿病に悪化する危険が高いので、境界型に準じた取り扱い(経過観察など)が必要である。
(静脈血漿1時間値>180mg/dLに相当する毛細血管全血値は>180mg/dL(10.0mmol/L)、静脈全血値は>160mg/dL(8.9mmol/L)である。)
以上の血糖値はSomogyi法、ブドウ糖酸化酵素法等、いわゆる真糖測定法で測定した値を呈示したものである。Hagedorn-Jensen法、Folin-Wu法を用いた場合はこの基準にそれぞれ20mg/dLを加える。Hoffman法(Autoanalyzer法)では真糖に近い値が得られる。

7.用法・用量に関連する注意

7.1 薬剤投与(試験)前の注意
7.1.1 医薬品の投与は中止すること。
7.1.2 過激な運動は禁止すること。
7.1.3 前日の午後9時以降試験直前までは絶食すること。
7.1.4 前日の暴飲暴食及び飲酒は禁止すること。
7.2 薬剤投与(試験)時の注意
7.2.1 試験は早朝空腹時に行い、終了まで水以外の摂取を禁止すること。
7.2.2 試験中は安静にし、安楽な姿勢を保ち、過激な運動を避けること。

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

5%以上0.1~5%未満
消化器悪心嘔吐、下痢、腹部膨満感、腹痛
精神神経系頭痛

注)発現頻度は、再評価申請時の臨床文献、本剤75gの品目追加申請時の臨床文献より算出。

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