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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 脂肪酸代謝シンチグラフィによる心疾患の診断

用法・用量

  • 通常,成人には本剤74~148MBqを静脈内投与する。投与後15~30分より被検部に検出器を向け,撮像もしくはデータ収集を行いシンチグラムを得る。
    投与量は年齢,体重により適宜増減する。

禁忌 

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には,診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。

8.重要な基本的注意

診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし,投与量は最小限度にとどめること。

14.適用上の注意

14.1 薬剤投与時の注意
注射漏れをおこすと投与部位に痛みを生じることがあるので,投与に際しては薬液が血管外に漏出しないように注意すること。

16.薬物動態

16.3 分布
16.3.1 健常成人男子において本剤111MBqを静注後,血中から半減期2.5分で速やかに消失し,心筋,肝臓及び全身の筋肉など脂肪酸代謝が営まれる主な臓器に集積した。心筋集積率は静注後1.5時間及び3時間でそれぞれ5.4%及び5.1%であり,心筋からの洗い出しは緩徐であった。肝臓での集積率は静注後1.5時間及び3時間でそれぞれ10.0%及び8.7%であり,洗い出しは心筋に比しやや速やかであった。
16.3.2 吸収線量
MIRD法により算出した吸収線量は次のとおりである。
吸収線量(mGy/MBq)
心臓0.057
肝臓0.038
腎臓0.011
脾臓0.010
膀胱0.043
赤色骨髄0.013
卵巣0.011
精巣7.6×10-3
全身0.010
16.4 代謝
健常成人男子において本剤111MBqを静注した場合,血中での未変化体(123I-BMIPP)は,静注後60分では14.0%まで経時的に減少したが,主な代謝物である4-ヨードフェニル酢酸(123I)(123I-PIPA)は約70%を占めた。
尿中では未変化体は認められなかった。また,主な放射化学的成分は123I-PIPAのグルタミン抱合体及びグルクロン酸抱合体であった。本剤は静注後,各組織に取り込まれて123I-PIPAに代謝された後,肝臓等でグルタミン抱合又はグルクロン酸抱合を受けて,水溶性物質として主に尿中に排泄されると考えられた。
16.5 排泄
累積尿中排泄率は静注後6時間及び24時間においてそれぞれ約10%及び約22%であった。

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

0.1~5%未満0.1%未満頻度不明
過敏症発疹,そう痒感
呼吸器呼吸困難
消化器嘔気
循環器血圧上昇,血圧低下
精神神経系痙攣,失神,意識低下
その他異臭,味覚異常口内異常感,注射部疼痛顔面蒼白,脱力感,注射部腫脹

頻度は使用成績調査を含む

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