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クリアボーン注

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他剤形 薬剤一覧

効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 骨シンチグラムによる骨疾患の診断

用法・用量

  • 通常,成人には555~740MBqを肘静脈内に注射し,1~2時間の経過を待って被検部の骨シンチグラムを撮る。
    投与量は,年齢,体重により適宜増減する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には,診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。

8.重要な基本的注意

診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし,投与量は最小限度にとどめること。

14.適用上の注意

14.1 薬剤投与時の注意
骨盤部読影の妨害となる膀胱の描出を避けるため及び膀胱部の被曝を軽減させるため,撮像前後できるだけ排尿させること。

16.薬物動態

16.1 血中濃度
各種骨疾患患者について試験した結果,本剤投与後の血中クリアランスは投与後30分までは急速な減少を示し,それ以降はややゆっくりと減少した(2時間後:約7%)。
16.3 分布
16.3.1 本剤は投与後短時間で骨に集積し,他臓器への集積は少なかった。
16.3.2 吸収線量
MIRD法により算出した吸収線量は次のとおりである。
吸収線量(mGy/37MBq)
0.512
赤色骨髄0.331
肝臓0.086
腎臓0.219
膀胱壁0.609
卵巣0.100
精巣0.073
全身0.119
16.5 排泄
累積尿中排泄率は投与後2時間まで増加し(2時間で約40%),以後増加はほとんどみられなかった。

重大な副作用 

次の副作用があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 ショック,アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
呼吸困難,血圧低下,発疹等の異常が認められた場合には,適切な処置を行うこと。

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

頻度不明
過敏症発疹,そう痒感,顔面潮紅,発赤
消化器嘔吐,悪心,食思不振
循環器チアノーゼ,血圧低下,徐脈,動悸
精神神経系てんかん様発作,耳閉感,頭痛,めまい,ふらつき
その他発熱,気分不良,冷汗,四肢しびれ
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