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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 下記疾患並びに症状の鎮痛、消炎

    • ○関節リウマチ
    • ○変形性関節症
    • ○腰痛症
    • ○肩関節周囲炎
    • ○頸肩腕症候群

用法・用量

  • 通常、成人にはアンピロキシカムとして27mgを1日1回食後に経口投与する。
    なお、年齢、症状により適宜減量する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 2.1 消化性潰瘍のある患者[消化性潰瘍を悪化させることがある。][9.1.1、9.1.2参照]
  • 2.2 重篤な血液の異常のある患者[9.1.3、9.1.4参照]
  • 2.3 重篤な肝機能障害のある患者[9.3.1参照]
  • 2.4 重篤な腎機能障害のある患者[9.2.1参照]
  • 2.5 重篤な心機能不全のある患者[9.1.5参照]
  • 2.6 重篤な高血圧症のある患者[9.1.6参照]
  • 2.7 妊娠後期の患者[9.5.1参照]
  • 2.8 本剤の成分又はピロキシカムに対し過敏症の既往歴のある患者
  • 2.9 アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[重篤な喘息発作を誘発又は再発させることがある。][9.1.7参照]
  • 2.10 リトナビルを投与中の患者[10.1参照]

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 消化性潰瘍の既往歴のある患者
消化性潰瘍を再発させることがある。[2.1、11.1.1参照]
9.1.2 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある患者で、本剤の長期投与が必要であり、かつミソプロストールによる治療が行われている患者
本剤を継続投与する場合には、十分経過を観察し、慎重に投与すること。ミソプロストールは非ステロイド性消炎鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能・効果としているが、ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もある。[2.1参照]
9.1.3 血液の異常又はその既往歴のある患者(重篤な血液の異常のある患者を除く)
血液の異常を悪化又は再発させることがある。[2.2、11.1.6参照]
9.1.4 出血傾向のある患者
血小板機能異常が起こることがある。[2.2参照]
9.1.5 心機能障害のある患者(重篤な心機能不全のある患者を除く)
水、ナトリウムの貯留が起こる可能性があり、心機能障害を悪化させるおそれがある。[2.5参照]
9.1.6 高血圧症のある患者(重篤な高血圧症のある患者を除く)
水、ナトリウムの貯留が起こる可能性があり、血圧を上昇させるおそれがある。[2.6参照]
9.1.7 気管支喘息のある患者(アスピリン喘息又はその既往歴のある患者を除く)
喘息発作を誘発させることがある。[2.9参照]
9.1.8 潰瘍性大腸炎の患者
病態を悪化させることがある。
9.1.9 クローン病の患者
病態を悪化させることがある。
9.1.10 感染症を合併している患者
必要に応じて適切な抗菌剤を併用し、観察を十分に行い慎重に投与すること。感染症を不顕性化するおそれがある。
9.2 腎機能障害患者
9.2.1 重篤な腎機能障害のある患者
投与しないこと。腎機能障害を悪化させることがある。[2.4、11.1.4参照]
9.2.2 腎機能障害又はその既往歴のある患者(重篤な腎機能障害のある患者を除く)
腎機能障害を悪化又は再発させることがある。[11.1.4参照]
9.3 肝機能障害患者
9.3.1 重篤な肝機能障害のある患者
投与しないこと。肝機能障害を悪化させることがある。[2.3、11.1.5参照]
9.3.2 肝機能障害又はその既往歴のある患者(重篤な肝機能障害のある患者を除く)
肝機能障害を悪化又は再発させることがある。[11.1.5参照]
9.5 妊婦
9.5.1 妊娠後期の患者
投与しないこと。動物実験(ラット)で周産期投与により分娩遅延が報告されている。妊娠後期のラットに投与した実験で、胎仔の動脈管収縮が報告されている。[2.7、9.5.2参照]
9.5.2 妊婦(妊娠後期の患者を除く)又は妊娠している可能性のある患者
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。投与する際には、必要最小限にとどめ、適宜羊水量を確認するなど慎重に投与すること。シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある。[9.5.1参照]
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ピロキシカムで母乳中へ移行することが報告されている。
9.7 小児等
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。やむを得ず使用する場合には副作用の発現に特に注意し、必要最小限の使用にとどめるなど慎重に投与すること。
9.8 高齢者
穿孔を伴う消化性潰瘍、胃腸出血等があらわれやすいので副作用の発現に特に注意し、必要最小限の使用にとどめるなど慎重に投与すること。[7.3参照]

8.重要な基本的注意

8.1 消炎鎮痛剤による治療は原因療法ではなく、対症療法であることに留意すること。
8.2 慢性疾患(関節リウマチ、変形性関節症等)に対し本剤を用いる場合には次の事項を考慮すること。
・長期投与する場合には定期的に臨床検査(尿検査、血液検査、肝機能検査及び便潜血検査等)を行うこと。また、異常が認められた場合には、減量、休薬等の適切な措置を講ずること。[11.1.1、11.1.4-11.1.6参照]
・薬物療法以外の療法も考慮すること。

14.適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 1日最大27mg(ピロキシカムとして20mg)までの投与とすること。
7.2 投与に際しては、その必要性を明確に把握し、少なくとも投与後2週間を目処に治療継続の再評価を行い、漫然と投与し続けることのないよう注意すること。外国において、本剤が、他の非ステロイド性消炎鎮痛剤に比較して、胃腸障害及び重篤な皮膚障害の発現率が高いとの報告がされている。
7.3 高齢者では、少量(13.5mg/日)から投与を開始するなど慎重に投与すること。[9.8参照]
7.4 他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい。

5.効能又は効果に関連する注意

<効能共通>
5.1 他の非ステロイド性消炎鎮痛剤の治療効果が不十分と考えられる患者のみに投与すること。
<腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群>
5.2 慢性期のみに投与すること。

16.薬物動態

16.1 血中濃度
16.1.1 単回投与
健康成人9名にアンピロキシカム13.5mg、27mg又はピロキシカム20mgをクロスオーバー法にて単回経口投与した時の最高血漿中ピロキシカム濃度(Cmax)及び最高血漿中濃度到達時間(Tmax)、血漿中濃度半減期(T1/2)は表に示すとおりであった。
アンピロキシカム27mg投与時のパラメーターは、活性本体ピロキシカムの等量(20mg)を経口投与した場合の値に類似していた(表、図参照)。
以上のようにアンピロキシカムは生体内に吸収された後、活性本体であるピロキシカムとしての体内動態を示す。
単回投与時の血漿中濃度推移
単回投与時のパラメーター
投与薬剤(投与量)Tmax(hr)Cmax(μg/mL)T1/2(hr)
アンピロキシカム(13.5mg)4.2±0.50.86±0.0440.2±2.3
アンピロキシカム(27mg)4.0±0.01.81±0.1041.9±2.2
ピロキシカム(20mg)3.2±0.52.36±0.1640.9±2.4
(平均値±標準誤差、n=9)
16.1.2 反復投与
健康成人6名にアンピロキシカム27mgを1日1回14日間連続経口投与した場合の毎回投与後24時間の血漿中ピロキシカム濃度は、投与7日目にはほぼ定常状態に達し、以降投与最終日の14日目まで6.09~7.86μg/mLの範囲にあった。投与中止後漸減し、最終投与後7日目には1.62μg/mLまで減少している。
16.3 分布
16.3.1 体液組織内移行
関節リウマチ患者又は関節疾患で手術施行の患者11例にアンピロキシカム27mgを単回経口投与した場合、活性本体ピロキシカムの滑膜への移行率は、血漿中濃度の約35%であった。また、関節リウマチ患者にアンピロキシカム27mgを4~61週経口投与した場合、血漿中濃度の約53%が膝関節液に移行することが認められている。
16.3.2 血漿蛋白結合率
ピロキシカムの血漿中蛋白結合率は99.8%であった。
16.4 代謝
本剤の活性本体であるピロキシカムは、主として肝代謝酵素CYP2C9で代謝される。
16.5 排泄
健康成人10名にアンピロキシカム27mgを単回経口投与した場合、投与後9日間の尿中へのピロキシカムの排泄率はわずか0.2%であった。その他に5′-ヒドロキシピロキシカム及びそのグルクロン酸抱合体等の代謝物が認められ、その総和は約23%であった。なお、これら代謝物に本剤をしのぐ薬理作用、毒性は認められていない。

併用禁止 

リトナビル
(ノービア)
[2.10参照]
本剤の活性本体であるピロキシカムの血中濃度が大幅に上昇し、不整脈、血液障害、痙攣等の重篤な副作用を起こすおそれがある。
リトナビルのチトクロームP450に対する競合的阻害作用によると考えられる。

併用注意 

クマリン系抗凝血剤(ワルファリン等)
本剤の活性本体であるピロキシカムとの併用により、クマリン系抗凝血剤(ワルファリン等)の作用を増強したとの報告があるので、併用する場合にはその医薬品を減量するなど、慎重に投与すること。
ピロキシカムのヒトでの蛋白結合率が99.8%と高いため、ワルファリンの活性型が増加するためと考えられている。
選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)
出血傾向が増強するおそれがある。
SSRIの投与により血小板凝集能が阻害され、併用により出血傾向が増大すると考えられている。
アスピリン
本剤の活性本体であるピロキシカムとの併用により、低用量アスピリンの血小板凝集抑制作用が減弱するおそれがある。
血小板のシクロオキシゲナーゼ-1(COX-1)とアスピリンの結合を阻害するためと考えられている。
アスピリン
本剤の活性本体であるピロキシカムとの併用により、双方又は一方の医薬品の副作用の発現頻度が増加したとの報告がある。
両剤ともにプロスタグランジン生合成阻害作用を示すためと考えられている。
非ステロイド性消炎鎮痛剤
消化性潰瘍、胃腸出血の発現が高まるおそれがある。
両剤ともにプロスタグランジン生合成阻害作用を示すためと考えられている。
抗血小板薬
胃腸出血の発現が高まるおそれがある。
抗血小板薬が血小板の凝集を阻害するためと考えられている。
リチウム(炭酸リチウム)
本剤の活性本体であるピロキシカムとの併用により、リチウムの血中濃度が上昇し、リチウム中毒を呈したとの報告があるので、併用する場合には観察を十分に行い慎重に投与すること。
ピロキシカムの腎におけるプロスタグランジン生合成阻害により、これらの薬剤の腎排泄が減少し、血中濃度が上昇するためと考えられている。
メトトレキサート
メトトレキサートの作用が増強するおそれがある。併用する場合には観察を十分に行い慎重に投与すること。
ピロキシカムの腎におけるプロスタグランジン生合成阻害により、これらの薬剤の腎排泄が減少し、血中濃度が上昇するためと考えられている。
ジゴキシン
ジギトキシン
これらの薬剤の作用が増強するおそれがある。併用する場合には観察を十分に行い慎重に投与すること。
ピロキシカムの腎におけるプロスタグランジン生合成阻害により、これらの薬剤の腎排泄が減少し、血中濃度が上昇するためと考えられている。
チアジド系利尿剤(ヒドロクロロチアジド等)
他の非ステロイド性消炎鎮痛剤とチアジド系利尿剤との併用により、チアジド系利尿剤の作用が減弱したとの報告がある。
ピロキシカムの腎におけるプロスタグランジン生合成阻害により、水、ナトリウムの排泄が減少するためと考えられている。
フロセミド
本剤の活性本体であるピロキシカムとの併用により、フロセミドの作用が減弱したとの報告がある。
ピロキシカムの腎におけるプロスタグランジン生合成阻害により、水、ナトリウムの排泄が減少するためと考えられている。
カリウム保持性利尿剤(スピロノラクトン等)
降圧作用の減弱、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症が発現するおそれがある。
ピロキシカムの腎におけるプロスタグランジン生合成阻害によるためと考えられている。
エプレレノン
降圧作用の減弱、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症が発現するおそれがある。
ピロキシカムの腎におけるプロスタグランジン生合成阻害によるためと考えられている。
ACE阻害剤
アンジオテンシンII受容体拮抗剤
β遮断薬
これらの薬剤の降圧作用が減弱するおそれがある。
ピロキシカムの腎におけるプロスタグランジン生合成阻害によるためと考えられている。
コレスチラミン
本剤の活性本体であるピロキシカムの排泄が促進され、血中濃度半減期が短縮したとの報告がある。
コレスチラミンの薬物吸着作用により、本剤の活性本体であるピロキシカムの消失が速まると考えられている。
副腎皮質ステロイド剤(プレドニゾロン等)
消化性潰瘍、胃腸出血の発現が高まるおそれがある。
両剤とも消化管粘膜を傷害するため、併用した場合その影響が大きくなると考えられている。
シクロスポリン
タクロリムス
これらの薬剤の腎毒性が高まるおそれがある。
プロスタグランジン生合成阻害に伴う腎血流量低下により、腎機能障害の副作用が相互に増強されると考えられている。

重大な副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 消化性潰瘍(穿孔を伴うことがある)(0.2%)、吐血、下血等の胃腸出血(0.1%未満)[8.2、9.1.1参照]
11.1.2 ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明)
ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、潮紅、血管浮腫、呼吸困難等)を起こすことがある。
11.1.3 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)
11.1.4 急性腎障害(頻度不明)、ネフローゼ症候群(頻度不明)
乏尿、血尿、尿蛋白、BUN・血中クレアチニン上昇、高カリウム血症、低アルブミン血症等があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。[8.2、9.2.1、9.2.2参照]
11.1.5 肝機能障害(頻度不明)、黄疸(頻度不明)
AST・ALTの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[8.2、9.3.1、9.3.2参照]
11.1.6 再生不良性貧血(頻度不明)、骨髄機能抑制(頻度不明)[8.2、9.1.3参照]

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

1%以上1%未満頻度不明
消化器胃・腹部痛、胃・腹部不快感食欲不振、嘔気・嘔吐、胸やけ、胃炎、下痢・軟便、便秘、口内炎、舌炎、口角炎、便潜血、腹部膨満感便意
血液白血球数増加、赤血球数減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット減少、好酸球数増加、血小板数減少、貧血白血球数減少、紫斑、血小板機能低下(出血時間の延長)
肝臓AST、ALT、Al-P上昇LDH上昇
腎臓BUN上昇、蛋白尿
過敏症a)発疹、そう痒、湿疹、発赤、蕁麻疹光線過敏症
精神・神経系眠気、めまい、頭痛
その他浮腫、口渇、唾液増加、脱力感、ほてり、充血、鼻出血、眼のかすみ、全身倦怠感、発熱血圧上昇、脱毛、肩こり、体重増加

a:発現した場合には投与を中止すること。

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