今日の臨床サポート

エスタゾラム錠1mg「アメル」、他

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 不眠症
  • 麻酔前投薬

用法・用量

  • 本剤の用量は、年齢、症状、疾患などを考慮して適宜増減するが、一般に成人には次のように投与する。
    • 不眠症

      1回エスタゾラムとして1~4mgを就寝前に経口投与する。
    • 麻酔前投薬

      • 手術前夜

        1回エスタゾラムとして1~2mgを就寝前に経口投与する。
      • 麻酔前

        1回エスタゾラムとして2~4mgを経口投与する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 重症筋無力症の患者[本剤の筋弛緩作用により、症状が悪化するおそれがある。]
  • リトナビル(HIVプロテアーゼ阻害剤)を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
原則禁忌

次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること

  • 肺性心、肺気腫、気管支喘息及び脳血管障害の急性期等で呼吸機能が高度に低下している場合[炭酸ガスナルコーシスを起こしやすい。](「重大な副作用」の項参照)

注意 

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

衰弱患者[作用が強くあらわれるため、できるだけ少量から投与を開始すること。]
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
心障害、肝障害、腎障害のある患者[心障害では症状が悪化、肝・腎障害では排泄が遅延するおそれがある。]
脳に器質的障害のある患者[作用が強くあらわれる。]
乳児、幼児、小児[作用が強くあらわれる。]

重要な基本的注意

本剤の投与により、その影響が翌朝以後に及ぶことがあるので、自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。
連用により薬物依存を生じることがあるので、漫然とした継続投与による長期使用を避けること。本剤の投与を継続する場合には、治療上の必要性を十分に検討すること(「重大な副作用」の項参照)。

適用上の注意

薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]
不眠症には、就寝の直前に服用させること。また、服用して就寝した後、睡眠途中において一時的に起床して仕事等をする可能性があるときは服用させないこと。

高齢者への投与

高齢者では、副作用が発現しやすいので少量から投与を開始するなど慎重に投与すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊娠中の投与に関し、次のような報告があるなど安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。
妊娠中に他のベンゾジアゼピン系化合物の投与を受けた患者の中に奇形を有する児等の障害児を出産した例が対照群に比較して有意に多いとの疫学的調査報告がある。
ベンゾジアゼピン系化合物で新生児に哺乳困難、嘔吐、活動低下、筋緊張低下、過緊張、嗜眠、傾眠、呼吸抑制・無呼吸、チアノーゼ、易刺激性、神経過敏、振戦、低体温、頻脈等を起こすことが報告されている。なお、これらの症状は、離脱症状あるいは新生児仮死として報告される場合もある。また、ベンゾジアゼピン系化合物で新生児に黄疸の増強を起こすことが報告されている。
分娩前に連用した場合、出産後新生児に離脱症状があらわれることが、ベンゾジアゼピン系化合物で報告されている。
授乳婦への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は授乳を避けさせること。[ヒト母乳中へ移行し、新生児に嗜眠、体重減少等を起こすことが、他のベンゾジアゼピン系化合物(ジアゼパム)で報告されており、また、黄疸を増強する可能性がある。]

小児等への投与

乳児、幼児、小児に対する安全性は確立していない。

薬物動態

<生物学的同等性試験>
エスタゾラム錠1mg「アメル」及びエスタゾラム錠2mg「アメル」と各標準製剤について、下記の通りクロスオーバー法により健康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された。
標準製剤試験投与量
エスタゾラム錠1mg「アメル」錠剤、1mgそれぞれ1錠(エスタゾラムとして1mg)
エスタゾラム錠2mg「アメル」錠剤、2mgそれぞれ1錠(エスタゾラムとして2mg)
判定パラメータ参考パラメータ
AUC(0→72)
(ng・hr/mL)
Cmax
(ng/mL)
Tmax
(hr)
T1/2
(hr)
エスタゾラム錠1mg「アメル」1624.9±251.860.3±9.92.19±1.7021.16±4.42
標準製剤
(錠剤、1mg)
1585.6±240.159.7±6.72.08±1.5220.74±4.08
(Mean±S.D.,n=20)
判定パラメータ参考パラメータ
AUC(0→72)
(ng・hr/mL)
Cmax
(ng/mL)
Tmax
(hr)
T1/2
(hr)
エスタゾラム錠2mg「アメル」3405.0±1023.3109.4±18.62.33±2.1122.77±6.85
標準製剤
(錠剤、2mg)
3481.4±1085.1112.4±18.42.58±1.3921.59±4.93
(Mean±S.D.,n=6)
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
<溶出挙動>
エスタゾラム錠1mg「アメル」・錠2mg「アメル」は、それぞれ日本薬局方外医薬品規格第3部に定められたエスタゾラム1mg錠・2mg錠の溶出規格に適合していることが確認されている。

併用禁止 

リトナビル
(ノービア)
過度の鎮静や呼吸抑制等が起こる可能性がある。
チトクロームP450に対する競合的阻害により、本剤の血中濃度が大幅に上昇することが予測されている。

併用注意 

中枢神経抑制剤
他の催眠・鎮静剤
フェノチアジン誘導体等
抗うつ剤
モノアミン酸化酵素阻害剤
眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が増強することがある。
相互に中枢神経抑制作用を増強することが考えられている。
アルコール
(飲酒)
眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が増強することがある。
相互に中枢神経抑制作用を増強することが考えられている。
マプロチリン塩酸塩
1)眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が増強することがある。
2)併用中の本剤を急速に減量又は中止すると痙攣発作が起こる可能性がある。
1)相互に中枢神経抑制作用を増強することが考えられている。
2)本剤の抗痙攣作用により抑制されていたマプロチリン塩酸塩の痙攣誘発作用が本剤の減量・中止によりあらわれることが考えられている。
ダントロレンナトリウム水和物
筋弛緩作用が増強する可能性がある。
相互に筋弛緩作用を増強することが考えられている。

重大な副作用 

(頻度不明)
連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、せん妄、痙攣等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には徐々に減量するなど慎重に行うこと。
呼吸抑制があらわれることがある。また、呼吸機能が高度に低下している患者に投与した場合、炭酸ガスナルコーシスを起こすことがあるので、このような場合には気道を確保し、換気をはかるなど適切な処置を講ずること。
刺激興奮、錯乱等の奇異反応があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
無顆粒球症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
(頻度不明)
類薬(他の不眠症治療薬)で、一過性前向性健忘、もうろう状態があらわれることがあるので、本剤を投与する場合には少量から開始するなど、慎重に行うこと。なお、類薬で、十分に覚醒しないまま、車の運転、食事等を行い、その出来事を記憶していないとの報告があるので、異常が認められた場合には本剤の投与を中止すること。

その他の副作用 

頻度不明
精神神経系眠気、ふらつき、めまい感、歩行失調、頭痛、頭重、不快感、発揚状態、構音障害
肝臓AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇
腎臓BUNの上昇
血液貧血、白血球減少
循環器血圧低下、動悸
消化器悪心、口渇、口内苦味感
過敏症注3)発疹、そう痒感
骨格筋倦怠感、脱力感等の筋緊張低下症状
その他覚醒遅延傾向(麻酔前投薬として用いた場合)、浮腫

注3)このような場合には投与を中止すること。

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