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アスベリン錠10、他

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 下記疾患に伴う咳嗽及び喀痰喀出困難

    • 感冒、急性気管支炎、慢性気管支炎、肺炎、肺結核、上気道炎(咽喉頭炎、鼻カタル)、気管支拡張症

用法・用量

  • アスベリン錠10

    • チペピジンクエン酸塩として、通常成人1日60mg~120mg(チペピジンヒベンズ酸塩として、66.5~132.9mg)を3回に分割経口投与する。
      なお、年齢、症状により適宜増減する。
  • アスベリン錠20

    • チペピジンクエン酸塩として、通常成人1日60mg~120mg(チペピジンヒベンズ酸塩として、66.5~132.9mg)を3回に分割経口投与する。
      なお、年齢、症状により適宜増減する。
  • アスベリン散10%

    • チペピジンクエン酸塩として、通常成人1日60mg~120mg(チペピジンヒベンズ酸塩として、66.5~132.9mg)を3回に分割経口投与する。
    • 小児はチペピジンクエン酸塩として、1日1歳未満5~20mg、1歳以上3歳未満10~25mg、3歳以上6歳未満15~40mgを3回に分割経口投与する。
    • なお、年齢、症状により適宜増減する。
  • アスベリンドライシロップ2%

    • チペピジンクエン酸塩として、通常成人1日60mg~120mg(チペピジンヒベンズ酸塩として、66.5~132.9mg)を3回に分割経口投与する。
    • 小児はチペピジンクエン酸塩として、1日1歳未満5~20mg、1歳以上3歳未満10~25mg、3歳以上6歳未満15~40mgを3回に分割経口投与する。
    • なお、年齢、症状により適宜増減する。
  • アスベリンシロップ0.5%

    • チペピジンクエン酸塩として、通常成人1日60mg~120mg(チペピジンヒベンズ酸塩として、66.5~132.9mg)を3回に分割経口投与する。
    • 小児はチペピジンクエン酸塩として、1日1歳未満5~20mg、1歳以上3歳未満10~25mg、3歳以上6歳未満15~40mgを3回に分割経口投与する。
    • なお、年齢、症状により適宜増減する。
  • アスベリンシロップ「調剤用」2%

    • チペピジンクエン酸塩として、通常成人1日60mg~120mg(チペピジンヒベンズ酸塩として、66.5~132.9mg)を3回に分割経口投与する。
    • 小児はチペピジンクエン酸塩として、1日1歳未満5~20mg、1歳以上3歳未満10~25mg、3歳以上6歳未満15~40mgを3回に分割経口投与する。
    • なお、年齢、症状により適宜増減する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

14.適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意
<シロップ「調剤用」>
14.1.1 通常、4倍に希釈し使用する。
<シロップ及びシロップ「調剤用」>
14.1.2 懸濁液であるため、調剤時軽く振盪(瓶の正立-倒立をゆっくり、数回繰り返すなど)し、均一化させて使用するが、その際、強く振盪すると発泡による秤取困難を起こすことがあるので注意すること。
14.1.3 他剤と配合すると懸濁性が損なわれ、沈殿が生じる可能性があるため、配合後の秤取に際しては、軽く振盪し、均一化させて使用すること。
14.2 薬剤交付時の注意
<シロップ及びシロップ「調剤用」>
14.2.1 患者に投与する時は、「均一となるように振盪し、沈殿が生じていないことを確認してから服用」するように指示すること。
<錠>
14.2.2 PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

7.用法及び用量に関連する注意

アスベリン錠10
7.1 1日量剤形換算
剤形1歳未満1歳以上3歳未満3歳以上6歳未満成人
錠106~12錠

7.用法及び用量に関連する注意

アスベリン錠20
7.1 1日量剤形換算
剤形1歳未満1歳以上3歳未満3歳以上6歳未満成人
錠203~6錠

7.用法及び用量に関連する注意

アスベリン散10%
7.1 1日量剤形換算
剤形1歳未満1歳以上3歳未満3歳以上6歳未満成人
散10%0.05~0.2g0.1~0.25g0.15~0.4g0.6~1.2g

7.用法及び用量に関連する注意

アスベリンドライシロップ2%
7.1 1日量剤形換算
剤形1歳未満1歳以上3歳未満3歳以上6歳未満成人
ドライシロップ2%0.25~1g0.5~1.25g0.75~2g3~6g

7.用法及び用量に関連する注意

アスベリンシロップ0.5%
7.1 1日量剤形換算
剤形1歳未満1歳以上3歳未満3歳以上6歳未満成人
シロップ0.5%1~4mL2~5mL3~8mL12~24mL

7.用法及び用量に関連する注意

アスベリンシロップ「調剤用」2%
7.1 1日量剤形換算
剤形1歳未満1歳以上3歳未満3歳以上6歳未満成人
シロップ「調剤用」2%0.25~1mL0.5~1.25mL0.75~2mL3~6mL

16.薬物動態

16.1 血中濃度
健康成人男子にチペピジンヒベンズ酸塩を44.28mg(アスベリン錠20 2錠)経口投与したとき、血漿中濃度は約1.3時間後に最高(約37ng/mL)に達する。血漿中濃度の半減期は約1.8時間である。

重大な副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 アナフィラキシー(頻度不明)
咳嗽、腹痛、嘔吐、発疹、呼吸困難等を伴うアナフィラキシーがあらわれることがある。

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

0.1~5%未満頻度不明
精神神経系眠気、不眠、眩暈興奮
消化器食欲不振、便秘、口渇、胃部不快感・膨満感、軟便・下痢、悪心腹痛
過敏症そう痒感発疹
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