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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 心エコー図検査における造影
  • ドプラ検査における造影
  • 子宮卵管エコー図検査における造影

用法・用量

  • 効能・効果,造影部位に応じ,通常,1回量として,成人に下表の濃度,容量を投与する.なお,静脈内投与では,1回の検査で異なる断面あるいは部位を造影するなど,複数回投与の必要がある場合には,3回を限度とする.
    子宮卵管エコー図検査における造影では,導管より子宮腔内に注入する.
    効能・効果心エコー図検査における造影ドプラ検査における造影子宮卵管エコー図検査における造影
    造影部位心臓血管心臓血管頭・頸部,躯幹部・四肢子宮卵管
    投与部位静脈内子宮腔内
    使用濃度(mg/mL)300200300200
    容量(mL)54~855~18

禁忌 

【警告】

  • 本剤は動脈内投与しないこと.
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • (静脈内投与)

    • 本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
    • ガラクトース血症の患者[本剤のガラクトースにより症状が悪化するおそれがある.]
    • 発症後14日未満の急性心筋梗塞患者
  • (子宮腔内投与)

    • 本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
    • ガラクトース血症の患者[本剤のガラクトースにより症状が悪化するおそれがある.]
    • 妊婦又は妊娠している可能性のある患者[「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照]
    • 骨盤腔内に急性炎症性疾患のある患者[本剤の投与により症状が悪化するおそれがある.]
原則禁忌

次の患者には投与しないことを原則とするが,特に必要とする場合には慎重に投与すること

  • (静脈内投与)

    • 重篤な心疾患のある患者[症状が悪化するおそれがある.]
    • 重篤な肺疾患のある患者[症状が悪化するおそれがある.]

注意 

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

(静脈内投与)
高齢者[「高齢者への投与」の項参照]

適用上の注意

投与経路
本剤は静脈内投与及び導管による子宮腔内投与にのみ使用し,動脈内投与は行わないこと.
調製前
懸濁液の調製に先立って,本剤と添付の注射用水は,室温に置いておくこと.
調製時
懸濁液は使用直前に調製すること.
バイアルへの注射用水の注入及び懸濁液調製後の本剤の注射筒への吸引には,添付のミニスパイク(懸濁液調製器具)を使用すること.
バイアルへの注射用水の注入及び懸濁液調製後の本剤の注射筒への吸引は,過度の加圧/減圧を避けるためゆっくり行うこと.
調製方法
添付の注射用水から使用濃度に応じて,下記の量を注射筒に吸引する.
濃度(mg/mL)加える注射用水の量(mL)調製後の総容量(mL)
2001112.5
30078.5
(例)300mg/mLの濃度を得るためには,7mLの注射用水を用いる.これによって300mg/mLの懸濁液8.5mLが得られる.
添付のミニスパイクをバイアルに刺し,ミニスパイクに注射筒を結合してバイアル内に注射用水を過度の加圧を避けるためゆっくり注入する.
ミニスパイクから注射筒を取り外し,ミニスパイクのキャップを閉めて5~10秒間振とうし,その後約2分間放置する.懸濁液放置時に分離が認められることがあるので,そのときは投与直前に慎重に逆さにして,再び均質な懸濁液とすること.
再び注射筒をミニスパイクに結合し,バイアルを逆さにして必要な懸濁液量を過度の減圧を避けるためゆっくり吸引する.この時,ミニスパイクのフィルターがつまるおそれがあるため,注射筒からバイアルに懸濁液を逆流させないこと.
投与時
懸濁液調製後は10分以内に使用すること.
静脈内投与する場合には,19~20Gの注射針を用いること.注射針は軟性の留置針が望ましい.
静脈内投与する場合には,投与後,直ちに少量の生理食塩液を追加投与すること.
開封後
1回の検査にのみ使用し,余剰の溶液は廃棄すること.

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので,患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること.

妊婦,産婦,授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと.[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない.](子宮腔内投与の場合)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には,検査上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること.[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない.](静脈内投与の場合)
授乳中の女性に対する投与を避け,やむを得ず投与する場合には授乳を中止させること.[授乳中の投与に関する安全性は確立していない.](静脈内投与,子宮腔内投与の場合)

小児等への投与

(静脈内投与)
低出生体重児,新生児,乳児,幼児又は小児に対する安全性は確立していない.[使用経験が少ない.]
(子宮腔内投与)
低出生体重児,新生児,乳児,幼児又は小児に対する安全性は確立していない.[使用経験がない.]

薬物動態

血中濃度
健康成人に本剤(200mg/mL及び400mg/mL注)濃度)を1.6g,3.2g及び6.4gの用量で静脈内投与したときの有効本体である微小気泡の存在を示す左心室の輝度上昇は,いずれの場合にも投与後5分以内に認められなくなった.一方,持続時間については1.6gと3.2g投与の間に用量依存性が認められた.また,血漿中ガラクトースの消失半減期は1.7~5.7分で,投与30分後には測定限界付近まで減少した.
(注:本剤の承認された濃度は,200mg/mL及び300mg/mLである.)

その他の副作用 

(静脈内投与)
下記の副作用があらわれることがあるので,このような場合には適切な処置を行うこと.

0.1~5%未満0.1%未満頻度不明
過敏症蕁麻疹
消化器嘔気
注入部疼痛,冷感違和感,熱感
その他ほてり,胸部ほてり

※自発報告につき頻度不明

(子宮腔内投与)
下記の副作用があらわれることがあるので,このような場合には適切な処置を行うこと.

0.1~5%未満
過敏症そう痒感
消化器嘔気,腹痛
呼吸器過度呼吸
循環器低血圧,徐脈
その他帯下過多,ほてり,投与部位疼痛,下腹部痛,気分不良
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