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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • ○高脂血症
  • ○下記疾患に伴う末梢血行障害の改善

    • 凍瘡、四肢動脈閉塞症(血栓閉塞性動脈炎・動脈硬化性閉塞症)、レイノー症候群

用法・用量

  • 通常、成人にはニコモールとして1回200~400mgを1日3回食後に経口投与する。
    なお、年齢、症状により、適宜増減する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 重症低血圧症、出血が持続している患者[末梢血管拡張作用により、低血圧症の悪化や出血を助長させるおそれがある。]

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 緑内障の患者
末梢血管拡張作用により、網膜血管の血流量を増し、眼内圧を上昇させるおそれがある。
9.1.2 消化性潰瘍の患者
類薬(ニコチン酸)で消化性潰瘍を増悪させたとの報告がある。[15.1参照]
9.3 肝機能障害患者
類薬(ニコチン酸)の過量投与で、肝機能の異常が起こるとの報告がある。[15.1参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

14.適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
14.2 薬剤投与時の注意
空腹時に服用すると潮紅、発赤等の発現が多くなるので、食後すぐに服用することが望ましい。

16.薬物動態

16.1 血中濃度
健康成人10例にニコモール400mgを食後30分に単回経口投与したときの遊離ニコチン酸の薬物速度論的パラメータは下表のとおりであった。
表 薬物速度論的パラメータ
Tmax(hr)Cmax(μg/mL)AUC0→8(μg・hr/mL)
遊離ニコチン酸2.20.250.49
16.4 代謝
ニコモールはニコチン酸のエステル化合物であり、生体内で加水分解され、ニコチン酸と2,2,6,6-テトラキスハイドロオキシメチルシクロヘキサノール(THC)として代謝される。
16.5 排泄
健康成人にニコモール400mgを食後30分に単回経口投与したところ、投与24時間までにTHCとして投与量の49%が尿中に排泄された。

併用注意 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
HMG-CoA還元酵素阻害剤
シンバスタチン
プラバスタチンナトリウム等
類薬(ニコチン酸)で併用により筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。機序は不明である。

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

5%以上0.1~5%未満0.1%未満
過敏症発疹、発赤、そう痒感
消化器胃部不快感、食欲不振、悪心・嘔吐、下痢口渇
精神神経系頭痛、感覚異常眩暈
その他顔面潮紅・熱感(6.0%)動悸、発汗亢進、悪寒

注)発現頻度は再評価時の文献調査による集計を含む。

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