薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
HIVプロテアーゼ阻害剤 アタザナビル硫酸塩 アタザナビル硫酸塩+リトナビル ロピナビル・リトナビル サキナビル+リトナビル ダルナビルエタノール付加物+リトナビル ネルフィナビルメシル酸塩 インジナビル硫酸塩 ホスアンプレナビルカルシウム水和物+リトナビル [7.1、16.7.2参照] | 本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、本剤の用量を150mg1日2回に減量すること。 | これらのプロテアーゼ阻害剤はCYP3A4の代謝活性を阻害するため、本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 |
HIVプロテアーゼ阻害剤+非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(NNRTI) HIVプロテアーゼ阻害剤(tipranavir+リトナビルを除く)+エファビレンツ又はエトラビリン [7.1、16.7.2参照] | 本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、本剤の用量を150mg1日2回に減量すること。 | これらのプロテアーゼ阻害剤はCYP3A4の代謝活性を阻害するため、本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 |
HIVプロテアーゼ阻害剤(tipranavir+リトナビルを除く)+リファブチン [7.1参照] | 本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、本剤の用量を150mg1日2回に減量すること。 | これらのプロテアーゼ阻害剤はCYP3A4の代謝活性を阻害するため、本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 |
NNRTI デラビルジンメシル酸塩 [7.1参照] | 本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、本剤の用量を150mg1日2回に減量すること。 | これらの薬剤はCYP3A4の代謝活性を阻害するため、本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 |
抗真菌剤 イトラコナゾール ケトコナゾール [7.1、16.7.2参照] | 本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、本剤の用量を150mg1日2回に減量すること。 | これらの薬剤はCYP3A4の代謝活性を阻害するため、本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 |
抗菌剤 クラリスロマイシン テリスロマイシン [7.1参照] | 本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、本剤の用量を150mg1日2回に減量すること。 | これらの薬剤はCYP3A4の代謝活性を阻害するため、本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 |
テラプレビル [7.1、16.7.2参照] | 本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、本剤の用量を150mg1日2回に減量すること。 | これらの薬剤はCYP3A4の代謝活性を阻害するため、本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 |
nefazodone | 本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、本剤の用量を150mg1日2回に減量すること。 | これらの薬剤はCYP3A4の代謝活性を阻害するため、本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 |
NNRTI エファビレンツ エトラビリン [7.1、16.7.2参照] | 本剤の血中濃度が低下するおそれがあるので、強力なCYP3A4阻害剤を併用せずにこれらの薬剤を併用投与する場合、本剤の用量を600mg1日2回に増量すること。 | これらの薬剤はCYP3A4の代謝活性を誘導するため、本剤の血中濃度が低下するおそれがある。 |
抗菌剤 リファンピシン [7.1、16.7.2参照] | 本剤の血中濃度が低下するおそれがあるので、強力なCYP3A4阻害剤を併用せずにこれらの薬剤を併用投与する場合、本剤の用量を600mg1日2回に増量すること。 | これらの薬剤はCYP3A4の代謝活性を誘導するため、本剤の血中濃度が低下するおそれがある。 |
カルバマゼピン フェノバルビタール フェニトイン [7.1参照] | 本剤の血中濃度が低下するおそれがあるので、強力なCYP3A4阻害剤を併用せずにこれらの薬剤を併用投与する場合、本剤の用量を600mg1日2回に増量すること。 | これらの薬剤はCYP3A4の代謝活性を誘導するため、本剤の血中濃度が低下するおそれがある。 |
リファンピシン+エファビレンツ [7.1、16.7.2参照] | 本剤の血中濃度が著しく低下して至適水準を下回り、ウイルス学的効果の消失や本剤に対する耐性が生じる可能性があるので、本剤とこれらの薬剤の併用は推奨されない。 | これらの薬剤等はCYP3A4の代謝活性を誘導するため、本剤の血中濃度が著しく低下するおそれがある。 |
セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品 | 本剤の血中濃度が著しく低下して至適水準を下回り、ウイルス学的効果の消失や本剤に対する耐性が生じる可能性があるので、本剤投与時はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないように注意すること。 | これらの薬剤等はCYP3A4の代謝活性を誘導するため、本剤の血中濃度が著しく低下するおそれがある。 |
降圧作用を有する薬剤 アムロジピン オルメサルタン ビソプロロール等 [9.1.4参照] | 本剤の血中濃度の上昇に相関して、起立性低血圧が発現することが確認されている。本剤と降圧作用を有する薬剤とを併用した場合に起立性低血圧が発現することを示す試験はないものの、降圧作用を有する薬剤を併用中の患者は、起立性低血圧及び低血圧に関連する症状の発現に十分注意する必要がある。 | 機序不明 |