今日の臨床サポート

(無効20180401)
メチルエルゴメトリンマレイン酸塩注0.2mg「イセイ」、他

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 子宮収縮の促進並びに子宮出血の予防及び治療の目的で次の場合に使用する。
    • 胎盤娩出前後、弛緩出血、子宮復古不全、帝王切開術、流産、人工妊娠中絶

用法・用量

  • メチルエルゴメトリンマレイン酸塩として、通常成人1回0.1~0.2mgを静脈内注射するか、又は0.2mgを皮下、筋肉内注射する。
    なお、症状により適宜増減する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦・産婦・授乳婦等への投与」の項(1)参照)
  • 児頭娩出前[子宮収縮作用により子宮破裂、胎児死亡が起こるおそれがある。]
  • 本剤又は麦角アルカロイドに対し過敏症の既往歴のある患者
  • 重篤な虚血性心疾患又はその既往歴のある患者[冠動脈の攣縮により狭心症、心筋梗塞が誘発されることがある。]
  • 敗血症の患者[血管収縮に対する感受性が増大する可能性がある。]
  • HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル、インジナビル、ネルフィナビル、サキナビル、アタザナビル、ホスアンプレナビル、ダルナビル)、エファビレンツ、アゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール、ボリコナゾール)、テラプレビル、コビシスタット、5-HT1B/1D受容体作動薬(スマトリプタン、ゾルミトリプタン、エレトリプタン、リザトリプタン、ナラトリプタン)、エルゴタミン、ジヒドロエルゴタミンを投与中の患者(「2.相互作用」の項参照)

注意 

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

高血圧症、妊娠高血圧症候群又は子癇の患者、心疾患又は閉塞性血管障害のある患者[血管収縮作用により、これらの疾患が増悪するおそれがある。]
肝疾患、腎疾患のある患者[代謝・排泄能の低下により、本剤の作用が増強することがある。]

適用上の注意

筋肉内注射時
筋肉内注射にあたっては、下記の点に注意すること。
筋肉内投与はやむを得ない場合にのみ、必要最小限に行うこと。
なお、特に同一部位への反復注射は行わないこと。
神経走行部位を避けること。
注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり血液の逆流をみた場合は直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。
アンプルカット時
アンプルカット時のガラス片混入の少ないクリーンカットアンプルを使用しているが、さらに安全に使用するため、エタノール消毒綿等で清拭しカットすること。
静脈内注射は血圧等に注意しながら徐々に行うこと(特に麻酔剤、昇圧剤等を併用する場合)。

妊婦・産婦・授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。[子宮収縮作用により、子宮内胎児死亡、流産のおそれがある。]
授乳中の婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[母乳中へ移行することが報告されている。]

併用禁止 

HIVプロテアーゼ阻害剤
リトナビル
ノービア

インジナビル
クリキシバン
ネルフィナビル
ビラセプト
サキナビル
インビラーゼ
アタザナビル
レイアタッツ
ホスアンプレナビル
レクシヴァ
ダルナビル
プリジスタ・プリジスタナイーブ
エファビレンツ
ストックリン
アゾール系抗真菌薬
イトラコナゾール
イトリゾール

ボリコナゾール
ブイフェンド
テラプレビル
テラビック
コビシスタット含有製剤
スタリビルド
本剤の血中濃度が上昇し、血管攣縮等の重篤な副作用を起こすおそれがある。
本剤での報告はないが、CYP3A4の競合阻害により、本剤の代謝が阻害されるおそれがある。
5-HT1B/1D受容体作動薬
スマトリプタン
イミグラン
ゾルミトリプタン
ゾーミッグ
エレトリプタン
レルパックス
リザトリプタン
マクサルト
ナラトリプタン
アマージ
エルゴタミン
クリアミン
ジヒドロエルゴタミン
ジヒデルゴット
血圧上昇又は血管攣縮が増強されるおそれがある。なお、5-HT1B/1D受容体作動薬と本剤を前後して投与する場合は24時間以上の間隔をあけて投与すること。
これらの薬剤との薬理的相加作用により、相互に作用(血管収縮作用)を増強させる。

併用注意 

ブロモクリプチン
血圧上昇、頭痛、痙攣等があらわれるおそれがある。
機序は明確ではないが、相互に血管収縮作用、血圧上昇作用を増強すると考えられる。
マクロライド系抗生物質
エリスロマイシン
クラリスロマイシン
シメチジン
キヌプリスチン・ダルホプリスチン
スチリペントール
グレープフルーツジュース
本剤の血中濃度が上昇し、血管攣縮等の重篤な副作用を起こすおそれがある。
本剤での報告はないが、CYP3A4の競合阻害により、本剤の代謝が阻害されるおそれがある。
ネビラピン
リファンピシン
本剤の血中濃度が低下し、効果が減弱するおそれがある。
これらの薬剤はCYP3A4を誘導することから本剤の代謝が促進されると考えられる。

重大な副作用 

(頻度不明)
ショック、アナフィラキシー
ショック、アナフィラキシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、悪心・嘔吐、チアノーゼ、呼吸困難等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
心筋梗塞、狭心症、冠動脈攣縮、房室ブロック
心筋梗塞、狭心症、冠動脈攣縮、房室ブロックがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用 

以下のような副作用があらわれた場合には、症状に応じて適切な処置を行うこと。

頻度不明
循環器胸痛、胸部圧迫感、血圧上昇、血圧低下、頻脈、徐脈、動悸等
血管系静脈血栓、末梢循環障害、血管痙攣
精神神経系頭痛、眠気、めまい、口渇、耳鳴、興奮、幻覚、痙攣、錯感覚等
過敏症注1)発疹等
消化器悪心・嘔吐、腹痛、下痢等
筋・骨格系筋痙攣
投与部位疼痛、発赤、硬結等
その他胎盤嵌頓、多汗

注1)このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。

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