今日の臨床サポート

オーラ注歯科用カートリッジ1.0mL、他

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 歯科領域における浸潤麻酔又は伝達麻酔

用法・用量

  • 浸潤麻酔又は伝達麻酔には,通常成人0.3~1.8mLを使用する。口腔外科領域の麻酔には3~5mLを使用する。
    なお,年齢,麻酔領域,部位,組織,症状,体質により適宜増減するが,増量する場合には注意すること。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分又はアミド型局所麻酔薬に対し過敏症の既往歴のある患者
原則禁忌

次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること

  • 高血圧,動脈硬化,心不全,甲状腺機能亢進,糖尿病のある患者及び血管攣縮の既往のある患者[これらの病状が悪化するおそれがある。]

注意 

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

高齢者又は全身状態が不良な患者[生理機能の低下により麻酔に対する忍容性が低下していることがある。](「高齢者への投与」及び「重要な基本的注意」の項参照)
心刺激伝導障害のある患者[症状を悪化させることがある。]
重症の肝機能障害又は腎機能障害のある患者[中毒症状が発現しやすくなる。]

重要な基本的注意

まれにショックあるいは中毒症状を起こすことがあるので,本剤の投与に際しては,十分な問診により患者の全身状態を把握するとともに,異常が認められた場合に直ちに救急処置のとれるよう,常時準備をしておくこと。
本剤の投与に際し,その副作用を完全に防止する方法はないが,ショックあるいは中毒症状をできるだけ避けるために,次の諸点に留意すること。
患者の全身状態の観察を十分に行うこと。
できるだけ必要最少量にとどめること。
血管の多い部位(顔面等)に注射する場合には,吸収が速いので,できるだけ少量を投与すること。
注射針が,血管に入っていないことを確かめること。
注射の速度はできるだけ遅くすること。
前投薬や術中に投与した鎮静薬,鎮痛薬等による呼吸抑制が発現することがあるので,これらの薬剤を使用する際は少量より投与し,必要に応じて追加投与することが望ましい。なお,高齢者,小児,全身状態が不良な患者,肥満者,呼吸器疾患を有する患者では特に注意し,異常が認められた際には,適切な処置を行うこと。
注射針が適切に位置していないなどにより,神経障害が生じることがあるので,穿刺に際し異常を認めた場合には本剤の注入を行わないこと。
本剤の投与により,誤嚥・口腔内咬傷の危険性を増加させるおそれがあるので注意すること。

適用上の注意

使用回数
本剤は一回限り使用のディスポーザブル製剤であるので,再度の使用は避けること。(使用したカートリッジには,患者の体液が逆流している可能性がある)
注射速度
強圧がかかると組織の損傷又はカートリッジの破損あるいは液漏れを生じることがあるのでゆっくり注射すること。
使用目的
歯科用にのみ使用すること。

高齢者への投与

高齢者では本剤に含まれているアドレナリンの作用に対する感受性が高いことがあるので,患者の全身状態を観察しながら慎重に投与すること。

妊婦,産婦,授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]

小児等への投与

小児等に対する安全性は確立していない。

併用注意 

ハロゲン含有吸入麻酔薬
ハロタン等
頻脈,不整脈,場合によっては心停止を起こすことがある。
これらの薬剤は,心筋のアドレナリン受容体の感受性を亢進させる。
三環系抗うつ薬
イミプラミン等
MAO阻害薬
血圧上昇を起こすことがある。
これらの薬剤は,アドレナリン作動性神経終末でのカテコールアミンの再取り込みを阻害し,受容体でのカテコールアミン濃度を上昇させ,アドレナリン作動性神経刺激作用を増強させる。
非選択性β遮断薬
プロプラノロール等
血管収縮,血圧上昇,徐脈を起こすことがある。
これらの薬剤のβ受容体遮断作用により,アドレナリンのα受容体刺激作用が優位になり,血管抵抗性を上昇させる。
抗精神病薬(ブチロフェノン系,フェノチアジン系等)
ハロペリドール
クロルプロマジン等
α遮断薬
過度の血圧低下を起こすことがある。
これらの薬剤のα受容体遮断作用により,アドレナリンのβ受容体刺激作用が優位になり,血圧低下があらわれる。
分娩促進薬
オキシトシン等
麦角アルカロイド類
エルゴメトリン等
血圧上昇を起こすことがある。
併用により血管収縮作用が増強される。
クラスIII抗不整脈薬
アミオダロン等
心機能抑制作用が増強するおそれがある。
作用が増強することが考えられる。

重大な副作用 

ショック
徐脈,不整脈,血圧低下,呼吸抑制,チアノーゼ,意識障害等を生じ,まれに心停止を来すことがある。また,まれにアナフィラキシーショックを起こしたとの報告があるので,観察を十分に行い,このような症状があらわれた場合には,適切な処置を行うこと。
意識障害,振戦,痙攣
意識障害,振戦,痙攣等の中毒症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,このような症状があらわれた場合には,直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと。(「過量投与」の項参照)
異常感覚,知覚・運動障害
注射針の留置時に神経に触れることにより一過性の異常感覚が発現することがある。また,神経が注射針や薬剤あるいは虚血によって障害を受けると,まれに持続的な異常感覚,疼痛,知覚障害,運動障害等の神経学的疾患があらわれることがある。
悪性高熱
まれに原因不明の頻脈・不整脈・血圧変動,急激な体温上昇,筋強直,血液の暗赤色化(チアノーゼ),過呼吸,発汗,アシドーシス,高カリウム血症,ミオグロビン尿(ポートワイン色尿)等を伴う重篤な悪性高熱があらわれることがある。本剤を投与中,悪性高熱に伴うこれらの症状を認めた場合は,直ちに投与を中止し,ダントロレンナトリウム水和物の静注,全身冷却,純酸素での過換気,酸塩基平衡の是正等,適切な処置を行うこと。また,本症は腎不全を続発することがあるので,尿量の維持を図ること。

その他の副作用 

頻度不明
中枢神経注1)眠気,不安,興奮,霧視,眩暈,頭痛等
循環器動悸,頻脈,血圧上昇等
消化器注1)悪心・嘔吐等
過敏症蕁麻疹等の皮膚症状,浮腫等
投与部位注2)潰瘍,壊死等

注1)このような症状があらわれた場合は,ショックあるいは中毒へ移行することがあるので,患者の全身状態の観察を十分に行い,必要に応じて適切な処置を行うこと。
注2)「適用上の注意」の項参照。

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