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テクネMAG3注射液、他

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • シンチグラフィ及びレノグラフィによる腎及び尿路疾患の診断

用法・用量

  • 通常、成人には200~400MBqを静脈内に投与する。被検部に検出器を向け、投与直後から動態画像を得るとともに、データ処理装置にデータを収集し、画像上に関心領域を設定することによりレノグラムを得る。また、必要に応じて有効腎血流量または有効腎血漿流量を測定する。
    なお、投与量は、年齢、体重および検査目的により適宜増減する。

禁忌 

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。

8.重要な基本的注意

診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし、投与量は最小限度にとどめること。

14.適用上の注意

14.1 薬剤投与時の注意
14.1.1 両頭針を取りつける際、プランジャーロッドを押さないようにすること。
14.1.2 シリンジ中にごくわずかに気泡が含まれている場合がある。注射液を投与してもこの気泡は通常シリンジ内に残るが、誤って投与することのないよう気泡の位置に注意しながら投与すること。

16.薬物動態

16.3 分布
16.3.1 メルカプトアセチルグリシルグリシルグリシンテクネチウム(99mTc)(99mTc-MAG3)は、静注直後より迅速に腎尿細管細胞へ集積し、速やかに尿中へ排泄される。排泄の大部分が尿細管細胞からの選択的分泌であり、糸球体濾過率は非常に低い。
16.3.2 吸収線量
MIRD法により計算した吸収線量は次のとおりである。
臓器吸収線量(mGy/200MBq)臓器吸収線量(mGy/200MBq)
全身0.0830.028
甲状腺0.0006小腸0.234
心臓0.369大腸上部0.128
0.010大腸下部0.280
肝臓0.146膀胱5.779
脾臓0.0480.041
副腎0.044骨髄0.099
腎臓0.446精巣0.170
膵臓0.027卵巣0.284
皮膚0.023他の組織0.073
16.5 排泄
男性健常人を対象とした臨床試験における99mTc-MAG3の累積尿中排泄率は、投与後30分で投与量の77.1%、180分では94.1%であり、尿中への排泄は迅速であった。

重大な副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
11.1.1 ショック(頻度不明)
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