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塩化インジウム(111In)注

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 骨髄シンチグラムによる造血骨髄の診断

用法・用量

  • 通常、成人には37~111MBqを静脈内に注射し、おおよそ48時間後に被検部の骨髄シンチグラムをとる。
    年齢、体重により適宜増減する。

禁忌 

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。

8.重要な基本的注意

診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし、投与量は最小限度にとどめること。

16.薬物動態

16.3 分布
16.3.1 健常者では、本剤静注後、主に肝臓、脾臓、骨髄に漸増的に集積し約72時間でプラトーに達する傾向があること、造血機能障害が著明になると腎への集積が著しく増大し、24時間以後の肝臓、骨髄への取込みが減少する傾向にあることが認められた。
16.3.2 吸収線量
MIRD法及びICRP法により算出した吸収線量は次のとおりである。
吸収線量(mGy/37MBq)
赤色骨髄36.2
5.5
肝臓60.2
脾臓56.6
腎臓53.3
膵臓9.0
5.0
精巣35.0
卵巣5.1
膀胱11.0
全身6.0
ただし、異核種114mInを0.5%(規格限度)含有すると仮定して算出した値
16.5 排泄
健常者5例、造血機能障害5例について、投与後48時間までの累積尿中排泄率を検討した結果、健常者群は数%以下で造血機能障害群は16%であった。
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