今日の臨床サポート

トフィソパム細粒10%「ツルハラ」

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 下記疾患における心悸亢進、発汗、頭痛・頭重、倦怠感等の自律神経症状

    • 更年期障害・卵巣欠落症状、自律神経失調症、頭部・頸部損傷

用法・用量

  • 通常、成人にはトフィソパムとして1回50mg(トフィソパム細粒10%「ツルハラ」0.5g)、1日3回経口投与する。
    なお、年齢・症状により適宜増減する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • ロミタピドメシル酸塩を投与中の患者(「相互作用」の項参照)

注意 

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

急性閉塞隅角緑内障の患者〔抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。〕
重症筋無力症の患者〔筋弛緩作用を若干有する。〕
脳に器質的障害のある患者〔作用が強くあらわれることがある。〕
中等度又は重篤な呼吸不全のある患者〔呼吸機能が低下することがある。〕

重要な基本的注意

眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦(3カ月以内)又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。〔妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。妊娠中に他のベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム、クロルジアゼポキシド等)の投与を受けた患者の中に奇形を有する児等の障害児を出産した例が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告がある。〕
妊娠後期の婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。〔ベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に哺乳困難、嘔吐、活動低下、筋緊張低下、過緊張、嗜眠、傾眠、呼吸抑制・無呼吸、チアノーゼ、易刺激性、神経過敏、振戦、低体温、頻脈等を起こすことが報告されている。なお、これらの症状は、離脱症状あるいは新生児仮死として報告される場合もある。またベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に黄疸の増強を起こすことが報告されている。〕
分娩前に連用した場合、出産後新生児に離脱症状があらわれることが、ベンゾジアゼピン系薬剤で報告されている。
授乳中の婦人には投与しないことが望ましいが、やむを得ず投与する場合には授乳を避けさせること。〔動物実験(ラット)において、乳汁中に移行することが認められている。〕

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。(使用経験が少ない)

薬物動態

生物学的同等性試験
トフィソパム細粒10%「ツルハラ」と標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ1.5g(トフィソパム150mg:トフィソパム細粒10%「ツルハラ」の承認用法・用量は1回トフィソパムとして50mg)を健康成人男子に絶食時単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.8)~log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された。
判定パラメータ参考パラメータ
AUC0-8(ng・hr/mL)Cmax(ng/mL)Tmax(hr)t1/2(hr)
トフィソパム細粒10%「ツルハラ」294.4±9.3137.2±4.01.00±0.001.9±0.1
標準製剤(細粒、10%)286.2±12.3132.8±4.41.04±0.041.9±0.1
(Mean±S.E.、n=12)
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
溶出挙動
トフィソパム細粒10%「ツルハラ」は、日本薬局方外医薬品規格第3部に定められたトフィソパム細粒の溶出規格に適合していることが確認されている。

併用禁止 

ロミタピドメシル酸塩
ジャクスタピッド
ロミタピドメシル酸塩の血中濃度が著しく上昇するおそれがある。
本剤がCYP3Aを阻害することにより、ロミタピドメシル酸塩の代謝が阻害される。

併用注意 

中枢神経抑制剤
フェノチアジン誘導体、バルビツール酸誘導体 等
中枢神経抑制作用が増強することがある。
両薬剤の中枢神経抑制作用が相加的に増強する可能性がある。
アルコール
中枢神経抑制作用が増強することがある。
両者の中枢神経抑制作用が相加的に増強する可能性がある。
タクロリムス水和物
タクロリムスの血中濃度が上昇することがあるので、本剤を減量又は休薬する等適切な処置を行うこと。
本剤がCYP3A4によるタクロリムスの代謝を抑制することによると考えられる。

その他の副作用 

以下のような副作用があらわれた場合には、症状に応じて適切な処置を行うこと。

頻度不明
依存性薬物依存
精神神経系眠気、めまい・ふらつき、頭痛、不眠、不安、焦燥、抑うつ症状、手足のふるえ、しびれ等
消化器悪心・嘔吐、口渇、食欲不振、便秘、腹痛、下痢等
過敏症**発疹、そう痒感、発熱、顔面浮腫等
肝臓AST(GOT)の上昇、ALT(GPT)の上昇等
その他倦怠感、脱力感、動悸、血圧上昇、ほてり、乳房痛、乳汁分泌、月経異常

*:他のベンゾジアゼピン系薬剤で連用により薬物依存を生ずることが報告されているので、本剤の投与にあたっては観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること。
**:このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。

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