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アトモキセチン内用液0.4%「JG」

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 注意欠陥/多動性障害(AD/HD)

用法・用量

  • 18歳未満の患者

    • 通常、18歳未満の患者には、アトモキセチンとして1日0.5mg/kg(0.125mL/kg)より開始し、その後1日0.8mg/kg(0.2mL/kg)とし、さらに1日1.2mg/kg(0.3mL/kg)まで増量した後、1日1.2~1.8mg/kg(0.3~0.45mL/kg)で維持する。
      ただし、増量は1週間以上の間隔をあけて行うこととし、いずれの投与量においても1日2回に分けて経口投与する。
      なお、症状により適宜増減するが、1日量は1.8mg/kg(0.45mL/kg)又は120mg(30mL)のいずれか少ない量を超えないこと。
  • 18歳以上の患者

    • 通常、18歳以上の患者には、アトモキセチンとして1日40mg(10mL)より開始し、その後1日80mg(20mL)まで増量した後、1日80~120mg(20~30mL)で維持する。
      ただし、1日80mg(20mL)までの増量は1週間以上、その後の増量は2週間以上の間隔をあけて行うこととし、いずれの投与量においても1日1回又は1日2回に分けて経口投与する。
      なお、症状により適宜増減するが、1日量は120mg(30mL)を超えないこと。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • MAO阻害剤(セレギリン塩酸塩、ラサギリンメシル酸塩、サフィナミドメシル酸塩)を投与中あるいは投与中止後2週間以内の患者(「3.相互作用」の項参照)
  • 重篤な心血管障害のある患者[血圧又は心拍数を上昇させ、症状を悪化させるおそれがある。(「2.重要な基本的注意」及び「10.その他の注意」の項参照)]
  • 褐色細胞腫又はその既往歴のある患者[急激な血圧上昇及び心拍数増加の報告がある。]
  • 閉塞隅角緑内障の患者[散瞳があらわれることがある。]

注意 

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

肝機能障害のある患者[血中濃度が上昇するおそれがある。(「用法・用量に関連する使用上の注意」の項参照)]
腎機能障害のある患者[血中濃度が上昇するおそれがある。]
痙攣発作又はその既往歴のある患者[痙攣をおこすことがある。]
心疾患(QT延長を含む)又はその既往歴のある患者[症状を悪化又は再発させるおそれがある。]
先天性QT延長症候群の患者又はQT延長の家族歴のある患者[QT延長を起こすおそれがある。]
高血圧又はその既往歴のある患者[症状を悪化又は再発させるおそれがある。]
脳血管障害又はその既往歴のある患者[症状を悪化又は再発させるおそれがある。]
起立性低血圧の既往歴のある患者[アトモキセチンの投与による起立性低血圧の報告がある。]
下記の精神系疾患のある患者[行動障害、思考障害又は躁病エピソードの症状が悪化するおそれがある。]
精神病性障害、双極性障害
排尿困難のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]

重要な基本的注意

本剤を投与する医師又は医療従事者は、投与前に患者(小児の場合には患者及び保護者又はそれに代わる適切な者)に対して、本剤の治療上の位置づけ及び本剤投与による副作用発現等のリスクについて、十分な情報を提供するとともに、適切な使用方法について指導すること。
本剤を長期間投与する場合には、必要に応じて休薬期間を設定するなどして、定期的に有用性の再評価を実施すること。
他社が実施した臨床試験でアトモキセチン投与中の小児患者において、自殺念慮や関連行動が認められているため、本剤投与中の患者ではこれらの症状の発現について注意深く観察すること。(「10.その他の注意」の項参照)
攻撃性、敵意はAD/HDにおいてしばしば観察されるが、アトモキセチンの投与中にも攻撃性、敵意の発現や悪化が報告されている。投与中は、攻撃的行動、敵意の発現又は悪化について観察すること。(「10.その他の注意」の項参照)
通常量のアトモキセチンを服用していた精神病性障害や躁病の既往がない患者において、幻覚等の精神病性又は躁病の症状が報告されている。このような症状の発現を認めたら、本剤との関連の可能性を考慮すること。投与中止が適切な場合もある。
眠気、めまい等が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。
心血管系に対する影響を観察するため、本剤の投与開始前及び投与期間中は定期的に、血圧及び心拍数(脈拍数)を測定すること。(「禁忌」「1.慎重投与」及び「10.その他の注意」の項参照)
本剤は血圧又は心拍数に影響を与えることがあるので、本剤を心血管障害のある患者に投与する際は、循環器を専門とする医師に相談するなど、慎重に投与の可否を検討すること。また、患者の心疾患に関する病歴、突然死や重篤な心疾患に関する家族歴等から、心臓に重篤ではないが異常が認められる、若しくはその可能性が示唆される患者に対して本剤の投与を検討する場合には、投与開始前に心電図検査等により心血管系の状態を評価すること。(「禁忌」「1.慎重投与」及び「10.その他の注意」の項参照)
小児においてアトモキセチンの投与初期に体重増加の抑制、成長遅延が報告されている。本剤の投与中は患児の成長に注意し、身長や体重の増加が思わしくないときは減量又は投与の中断等を考慮すること。(「7.小児等への投与」の項参照)

適用上の注意

投与経路
内服用にのみ使用させること。
薬剤交付時
本剤を希釈しないこと。本剤は瓶包装品のまま交付すること。やむを得ず本剤を小分けする場合は、本剤の専用容器を使用すること。また、患者(小児の場合には患者及び保護者又はそれに代わる適切な者)に対し、本剤に添付されている使用説明書を渡し、服用方法を指導すること。
保存時
小児の手の届かない所に保管するよう指導すること。
眼球刺激性があるため、内用液が眼球に付着した場合はすぐに水で洗浄し、医師に相談するよう指導すること。また、手やその他の付着した可能性のある箇所は、すぐ水で洗浄するよう指導すること。

用法用量に関連する使用上の注意

CYP2D6阻害作用を有する薬剤を投与中の患者又は遺伝的にCYP2D6の活性が欠損していることが判明している患者(Poor Metabolizer)では、本剤の血中濃度が上昇し、副作用が発現しやすいおそれがあるため、投与に際しては忍容性に問題がない場合にのみ増量するなど、患者の状態を注意深く観察し、慎重に投与すること。(「3.相互作用」の項参照)
中等度(Child-Pugh Class B)の肝機能障害を有する患者においては、開始用量及び維持用量を通常の50%に減量すること。また、重度(Child-Pugh Class C)の肝機能障害を有する患者においては、開始用量及び維持用量を通常の25%に減量すること。(「1.慎重投与」の項参照)

効能効果に関連する使用上の注意

6歳未満の患者における有効性及び安全性は確立していない。
AD/HDの診断は、米国精神医学会の精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM注))等の標準的で確立した診断基準に基づき慎重に実施し、基準を満たす場合にのみ投与すること。
注)Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders

高齢者への投与

高齢者に対する有効性及び安全性は確立していない。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。また、動物実験(ラット)において胎盤通過性が認められている。]
授乳中の女性には、本剤投与中は授乳を避けさせること。[動物実験(ラット)において乳汁中への移行が認められている。]

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、6歳未満の幼児に対する有効性及び安全性は確立していない。[6歳未満の小児等を対象とした試験は、実施されていない。]
投与初期に体重増加の抑制、成長遅延が報告されている。(「2.重要な基本的注意」の項参照)

薬物動態

生物学的同等性試験
アトモキセチン内用液0.4%「JG」と標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ10mL(アトモキセチンとして40mg)クリアランスの大きな健康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された。
薬物動態パラメータ
判定パラメータ参考パラメータ
AUC0-24(ng・hr/mL)Cmax(ng/mL)Tmax(hr)T1/2(hr)
アトモキセチン内用液0.4%「JG」2086±859383.24±141.811.4±1.73.3±0.8
標準製剤(内用液剤、0.4%)2000±834376.40±132.160.8±0.33.3±0.8
(Mean±S.D.,n=16)
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。

併用禁止 

MAO阻害剤
セレギリン塩酸塩
エフピー
ラサギリンメシル酸塩
アジレクト
サフィナミドメシル酸塩
エクフィナ
両薬剤の作用が増強されることがある。MAO阻害剤の投与中止後に本剤を投与する場合には、2週間以上の間隔をあけること。また、本剤の投与中止後にMAO阻害剤を投与する場合は、2週間以上の間隔をあけること。
脳内モノアミン濃度が高まる可能性がある。

併用注意 

サルブタモール硫酸塩(静脈内投与等の全身性投与。吸入投与を除く)
心拍数、血圧が上昇したとの報告があるので、注意して投与すること。
心血管系への作用を増強する可能性がある。
β-受容体刺激剤(サルブタモール硫酸塩を除く)
これらの薬剤の心拍数、血圧上昇作用が増強するおそれがあるので、注意して投与すること。
これらの薬剤の心血管系への作用を増強する可能性がある。
CYP2D6阻害剤
パロキセチン塩酸塩水和物 等
本剤の血中濃度が上昇することがあるので、経過を観察しながら時間をかけて本剤を増量すること。
これらの薬剤のCYP2D6阻害作用により本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。(「用法・用量に関連する使用上の注意」の項参照)
昇圧作用を有する薬剤
ドパミン塩酸塩 等
これらの薬剤の血圧上昇作用が増強するおそれがあるので、注意して投与すること。
これらの薬剤の血圧への作用に影響する可能性がある。
ノルアドレナリンに影響する薬剤
三環系抗うつ剤
イミプラミン塩酸塩 等
選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤
メチルフェニデート塩酸塩 等
これらの薬剤の作用が増強するおそれがあるので、注意して投与すること。
これらの薬剤のノルアドレナリンへの作用を相加的又は相乗的に増強する可能性がある。

重大な副作用 

(以下、全て頻度不明)
肝機能障害、黄疸、肝不全
肝機能検査値の上昇を伴う肝機能障害、黄疸、肝不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
アナフィラキシー
血管神経性浮腫、蕁麻疹等のアナフィラキシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用 

副作用が認められた場合には、必要に応じ、減量、投与中止等の適切な処置を行うこと。

頻度不明
消化器悪心、食欲減退、腹痛、嘔吐、便秘、口渇、下痢、消化不良、口内乾燥、鼓腸
精神神経系頭痛、傾眠、浮動性めまい、体位性めまい、睡眠障害、易刺激性、不快気分、不眠症、早朝覚醒型不眠症、気分変化、振戦、抑うつ気分、錯感覚、不安、感覚鈍麻、幻覚を含む感覚障害、うつ病、攻撃性、リビドー減退、チック、激越、落ち着きのなさ、びくびく感
過敏症そう痒症、発疹、蕁麻疹
循環器動悸、頻脈、血圧上昇、心拍数増加、心電図QT延長、失神、レイノー現象、潮紅
皮膚多汗症、皮膚炎
泌尿・生殖器排尿困難、勃起不全、生殖器痛、尿閉、月経困難症、射精障害、不規則月経、前立腺炎、頻尿、持続勃起、勃起時疼痛、射精不能、精巣痛、オルガズム異常、尿意切迫
その他体重減少、胸痛、無力症、疲労、ほてり、悪寒、味覚異常、結膜炎、胸部不快感、末梢冷感、冷感、筋痙縮、散瞳
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