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ステボロニン点滴静注バッグ9000mg/300mL

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 切除不能な局所進行又は局所再発の頭頸部癌

用法・用量

  • 通常、成人にはボロファラン(10B)として、1時間あたり200mg/kgの速度で2時間点滴静注する。その後、病巣部位への中性子線の照射を開始し、照射中は1時間あたり100mg/kgの速度でボロファラン(10B)を点滴静注する。

禁忌 

【警告】

  • 本剤は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法及び放射線治療に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ投与すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 2.2 腫瘍が頸動脈を全周性に取り囲んでいる患者[頸動脈出血を起こすおそれがある。][11.1.6参照]

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 頸動脈への腫瘍浸潤が認められる患者
頸動脈出血を起こすおそれがある。[11.1.6参照]
9.1.2 フェニルケトン尿症の患者
製剤中にフェニルアラニンを含むため、症状が悪化するおそれがある。
9.1.3 心不全のある患者
血液量の増加により心臓に負荷がかかり、心不全が悪化するおそれがある。
9.1.4 遺伝性果糖不耐症の患者
本剤の添加剤D-ソルビトールが体内で代謝されて生成した果糖が正常に代謝されず、低血糖、肝不全、腎不全等が誘発されるおそれがある。
9.2 腎機能障害患者
本剤は主に腎臓から排泄される。腎機能障害患者を対象とした臨床試験は実施していない。[16.5参照]
9.4 生殖能を有する者
9.4.1 妊娠可能な女性に対しては、治療終了後一定期間は適切な避妊を行うよう指導すること。[9.5参照]
9.4.2 パートナーが妊娠する可能性のある男性に対しては、治療終了後一定期間は適切な避妊を行うよう指導すること。[15.2.2参照]
9.5 妊婦
妊娠又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ投与すること。本剤の動物試験(ラット)において、発育遅延が認められている。本剤を用いたホウ素中性子捕捉療法により胚・胎児発生に悪影響を及ぼすおそれがある。[9.4.1参照]
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒトの乳汁中への移行は不明である。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

8.重要な基本的注意

結晶尿があらわれることがあるため、投与終了後は必要に応じて輸液を行う等、排尿を促すこと。[11.1.5参照]

14.適用上の注意

14.1 投与時の注意
他剤との混注はしないこと。

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
7.2 本剤とともに癌を標的として使用することを目的として承認されたホウ素中性子捕捉療法用中性子照射装置を使用し、中性子を照射すること。

5.効能又は効果に関連する注意

5.1 化学放射線療法等の標準的な治療が可能な場合にはこれらの治療を優先すること。
5.2 本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。
5.3 「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。

16.薬物動態

16.1 血中濃度
16.1.1 単回投与
切除不能な局所再発頭頸部扁平上皮癌患者及び切除不能な局所進行又は局所再発の頭頸部非扁平上皮癌患者9例に本剤500mg/kgを投与開始後2時間は200mg/kg/時間、その後は100mg/kg/時間で点滴静注したときの本剤の薬物動態パラメータを表16-1、血漿中濃度推移を図16-1に示す。また、全血中ホウ素濃度推移を表16-2に示す。
表16-1 薬物動態パラメータ
AUCinf(μg・h/mL)Cmax(μg/mL)t1/2(h)Vz/F(L)CL/F(L/h)
5811±770.1812.0±115.99.47±1.1665.26±23.104.72±1.39
平均値±標準偏差
図16-1 血漿中ボロファラン(10B)濃度の推移
表16-2 全血中ホウ素濃度の推移
投与開始後の時間1時間後2時間後3時間後
全血中ホウ素濃度(ppm)18.78±1.41728.48±3.77326.93±3.098
平均値±標準偏差
16.3 分布
ヒト血漿タンパク結合率は、10~1,000μg/mLの濃度において、0~21.8%であった(in vitro)。
16.4 代謝
本剤は、主としてフェニルアラニントランスアミナーゼによりフェニルピルビン酸体やフェニル乳酸体に代謝され、一部がフェニルアラニンヒドロキシラーゼによりチロシンに代謝されることが推定される。
16.5 排泄
切除不能な局所再発頭頸部扁平上皮癌患者及び切除不能な局所進行又は局所再発の頭頸部非扁平上皮癌患者9例に本剤500mg/kgを投与したとき、投与72時間後までの尿中において、主に未変化体、フェニルピルビン酸体及びフェニル乳酸体が認められた(投与量に対する割合は、それぞれ50.4、6.49及び4.66%)。

重大な副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 嚥下障害(頻度不明)
粘膜の炎症等を伴う嚥下障害があらわれることがある。
11.1.2 脳膿瘍(4.8%)
11.1.3 重度の皮膚障害(4.8%)
放射線皮膚損傷(4.8%)等の重度の皮膚障害があらわれることがある。
11.1.4 白内障(9.5%)
11.1.5 結晶尿(頻度不明)
結晶尿があらわれ、血尿(9.5%)等を来すことがある。[8.参照]
11.1.6 頸動脈出血(頻度不明)[2.2、9.1.1参照]
11.1.7 咽頭・喉頭浮腫(頻度不明)
咽頭・喉頭浮腫があらわれ、気道の狭窄や閉塞を来すことがある。

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

20%以上5~20%未満5%未満頻度不明
血液およびリンパ系障害リンパ球数減少、フィブリンDダイマー増加、白血球数増加鉄欠乏性貧血、リンパ球減少症、血中フィブリノゲン増加
耳および迷路障害耳痛回転性めまい、聴力低下
眼障害眼乾燥、眼痛、眼瞼浮腫、涙器障害
胃腸障害アミラーゼ増加(85.7%)、悪心(81.0%)、口内炎(61.9%)、嘔吐(47.6%)腹部不快感、便秘、唾液腺痛下痢、嚥下痛、顎下腺腫大
一般・全身障害および投与部位の状態倦怠感(42.9%)、口渇(42.9%)発熱顔面浮腫、顔面痛、腫脹、潰瘍
感染症および寄生虫症耳下腺炎(66.7%)、結膜炎(33.3%)、唾液腺炎(33.3%)蜂巣炎、外耳蜂巣炎、外耳炎、中耳炎膀胱炎、口腔カンジダ症
傷害、中毒および処置合併症放射線脱毛症
代謝および栄養障害食欲減退(66.7%)
筋骨格系および結合組織障害頚部痛、顎痛、開口障害
神経系障害味覚異常(71.4%)顔面不全麻痺頭痛、嗅覚錯誤
精神障害不眠症
腎および尿路障害排尿困難
呼吸器、胸郭および縦隔障害咽頭の炎症、鼻出血、口腔咽頭痛しゃっくり、鼻閉、鼻の炎症
皮膚および皮下組織障害脱毛症(90.5%)顔面腫脹皮膚炎、薬疹、紅斑
内分泌障害血中プロラクチン異常(28.6%)、血中プロラクチン増加(28.6%)
その他照射部位の壊死
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