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エヌジェンラ皮下注24mgペン、他

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 骨端線閉鎖を伴わない成長ホルモン分泌不全性低身長症

用法・用量

  • 通常、ソムアトロゴン(遺伝子組換え)として0.66mg/kgを1週間に1回皮下投与する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 2.2 悪性腫瘍のある患者[成長ホルモンが細胞増殖作用を有するため。]

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 糖尿病患者、耐糖能異常のある患者又は糖尿病の危険因子を持つ患者
糖尿病患者では、投与開始前に血糖(血糖値、HbA1c等)及び糖尿病合併症(糖尿病網膜症等)の病勢をコントロールしておくこと。投与開始後は定期的に血糖値、HbA1c等を測定し、また、糖尿病合併症(糖尿病網膜症等)を含め、患者の状態を注意深く観察すること。必要に応じて、糖尿病用薬の投与量の調整を行うこと。投与開始後に糖尿病の症状の顕在化又は悪化が認められた場合は、本剤の投与量の減量又は一時的な投与中止等、適切な処置を行うこと。
耐糖能異常のある患者又は糖尿病の危険因子を持つ患者(肥満、家族歴に糖尿病を持つ患者等)では、慎重に観察すること。糖尿病が顕在化することがある。[8.2、10.2、11.1.4参照]
9.1.2 脳腫瘍の既往のある患者
定期的に画像診断を実施し、脳腫瘍の発現や再発の有無を注意深く観察すること。成長ホルモンは、細胞増殖作用を有し、国内及び海外臨床試験において成長ホルモン投与後に脳腫瘍の再発が報告されている。
9.1.3 心疾患を有する患者
ときに一過性の浮腫があらわれることがある。
9.2 腎機能障害患者
ときに一過性の浮腫があらわれることがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。ヒトにおける妊娠、胎児又は出生児への影響は不明である。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。母乳中への移行については不明である。

8.重要な基本的注意

8.1 本剤の投与中は、血清インスリン様成長因子-I(IGF-I)濃度が基準範囲上限を超えないよう、定期的に検査を実施し、必要な場合は投与量の減量を考慮すること。
8.2 成長ホルモンは、インスリン感受性を低下させるため、本剤の投与により血糖値、HbA1cの上昇があらわれることがある。定期的に血糖値、HbA1c等を測定し、異常が認められた場合は、投与量の減量又は一時的な投与中止等、適切な処置を行うこと。[9.1.1、11.1.4参照]
8.3 甲状腺機能低下が顕在化又は悪化する可能性があるので、甲状腺機能を定期的に検査すること。必要に応じて、適切な治療を行うこと。[10.2参照]
8.4 本剤の投与により頭蓋内圧亢進の症状が悪化又は再発する可能性があるので、患者の状態を十分に観察すること。視覚異常、頭痛、悪心又は嘔吐が認められた場合は、本剤の投与を中止するか、投与量を減量するとともに、視神経乳頭浮腫の有無を確認するために眼底検査の実施を検討すること。
8.5 本剤の投与中に副腎皮質機能が低下し、血清コルチゾール値の低下や中枢性(二次性)副腎皮質機能低下症が顕在化することがあるので、患者の状態を十分に観察すること。[10.2参照]
8.6 本剤の自己注射にあたっては、以下の点に留意すること。
・投与法について十分な教育訓練を実施したのち、患者自ら確実に投与できることを確認した上で、医師の管理指導の下で実施すること。
・全ての器具の安全な廃棄方法について指導を徹底すること。
・取扱説明書を必ず読むよう指導すること。

14.適用上の注意

14.1 薬剤投与時の注意
14.1.1 注射部位を腹部、大腿、臀部、上腕として、投与ごとに順序よく移動し、同一部位に短期間に繰り返し注射しないこと。
14.1.2 本剤はJIS T 3226-2に適合するA形(型)専用注射針を使用すること。また、32ゲージ(G)又はより太い注射針を使用すること。本剤はA型専用注射針との適合性の確認を海外製品のBDマイクロファイン(31G)、NovoFine(31G)及びNovoFine-Plus(32G)で行っている。
14.1.3 注射針は毎回新しいものを注射直前に取り付けること。注射後、注射針は廃棄すること。
14.1.4 本剤とA型専用注射針との装着時に液漏れ等の不具合が認められた場合には、新しい注射針に取り替える等の処置方法を患者に十分指導すること。
14.1.5 1本の本剤を複数の患者に使用しないこと。
14.1.6 カートリッジに濁りや黄変を認めた場合は使用しないこと。
14.1.7 投与量が1回に設定できる量を超える場合は、複数回に分けて注射すること。1回あたりの設定投与量は、エヌジェンラ皮下注24mgペンでは0.2~12mg、エヌジェンラ皮下注60mgペンでは0.5~30mgである。

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 本剤は週1回投与する薬剤であり、同一曜日に投与すること。
7.2 本剤の投与を忘れた場合は、あらかじめ定めた投与日から3日以内であれば気づいた時点で投与し、その後はあらかじめ定めた曜日に投与すること。投与日から3日を超えていれば投与せず、次のあらかじめ定めた曜日に投与すること。なお、週1回投与の定めた曜日を変更する必要がある場合は、変更前後の投与間隔が3日以上になるようにすること。

5.効能又は効果に関連する注意

本剤の適用は、成長ホルモン分泌不全性低身長症と診断された患者に限定すること。診断にあたっては、最新の「厚生労働科学研究費補助金難治性疾患等政策研究事業 間脳下垂体機能障害に関する調査研究班 成長ホルモン分泌不全性低身長症の診断と治療の手引き」を参照すること。

16.薬物動態

16.1 血中濃度
16.1.1 単回投与
日本人健康成人(17例)に本剤2.5、7.5及び15mgを単回皮下投与したときの血清中薬物濃度-時間推移及び薬物動態パラメータは以下のとおりであった。
用量(mg)Cmax(ng/mL)AUClast(ng・h/mL)tmax(h)t1/2(h)
2.5(5例)21.0±14.2666.7±292.56.0[4.0,24.0]22.1±8.2a)
7.5(6例)53.9±21.92249.7±661.612.0[6.0,18.0]22.4±2.0b)
15(6例)160.1±133.87502.3±5170.515.0[10.0,48.0]21.9±7.2
平均値±標準偏差、tmaxは中央値[範囲]a)3例b)5例
16.1.2 反復投与
小児成長ホルモン分泌不全性低身長症患者(11~15例)に本剤を週1回又はジェノトロピン0.034mg/kgを1日1回反復皮下投与したとき、投与2週目における本剤投与時の薬物動態パラメータは以下のとおりであった。また、投与2週目におけるジェノトロピン投与時のAUClastは、133.6ng・h/mL、Cmaxは17.3ng/mL、t1/2は3.52時間及びtmaxは2時間であった(外国人データ)。
用量(mg/kg)Cmax(ng/mL)AUClast(ng・h/mL)tmax(h)t1/2(h)
0.25(13例)460.010829.71236.10
0.48(15例)810.220447.61218.27
0.66(13例)1150.928013.1622.43
平均値
16.1.3 母集団薬物動態解析
本剤0.25、0.48及び0.66mg/kg注)を投与した日本人及び外国人小児成長ホルモン分泌不全性低身長症患者145例から得られた血清中本薬濃度に基づく母集団薬物動態解析の結果、日本人小児成長ホルモン分泌不全性低身長症患者に本剤0.66mg/kgを週1回反復皮下投与したときの定常状態におけるCmaxは756±295ng/mL、AUCssは26200±9680ng・h/mLと推定された(いずれも平均値±標準偏差)。
16.8 その他
本剤0.25、0.48及び0.66mg/kg注)を週1回反復皮下投与した小児成長ホルモン分泌不全性低身長症患者41例から得られた血清中本薬濃度及びIGF-I値に基づく母集団薬物動態/薬力学解析に基づくと、定常状態におけるIGF-Iのパラメータは以下のとおり推定された(外国人データ)。
用量(mg/kg)IGF-I Cmax(ng/mL)IGF-I AUClast(ng・h/mL)IGF-I tmax(day)
0.25147±71705±3422.04[1.54,2.29]
0.48183±60895±2852.29[2.04,2.96]
0.66214±1061080±5302.58[2.38,2.92]
平均値±標準偏差、tmaxは中央値[範囲]
注)本剤の承認された用量は0.66mg/kg/週である。

併用注意 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
主にCYP3Aで代謝される薬剤
性ホルモン製剤
抗てんかん薬
シクロスポリン 等
これらの薬剤の血中濃度が低下し、作用が減弱することがあるので、これらの薬剤の用量に注意すること。成長ホルモンがCYP3Aにより代謝される化合物のクリアランスを増加させる可能性があるため。
糖質コルチコイド
[8.5参照]
成長ホルモンの成長促進作用が抑制されることがある。糖質コルチコイドが成長抑制効果を有するため。
糖質コルチコイド
[8.5参照]
血清コルチゾール濃度が低下することがあるので、糖質コルチコイドの用量に注意すること。成長ホルモンが11β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ1型(11β-HSD-1)を抑制することにより、コルチゾンからコルチゾールへの変換を減少させるため。
経口エストロゲン成長ホルモンの成長促進作用が抑制されることがある。エストロゲンがIGF-I産生を抑制するため。
糖尿病用薬
インスリン製剤
ビグアナイド系薬剤
スルホニルウレア剤
速効型インスリン分泌促進薬
α-グルコシダーゼ阻害剤
チアゾリジン系薬剤
DPP-4阻害剤
GLP-1受容体作動薬
SGLT2阻害剤 等
[9.1.1参照]
本剤投与により、血糖値が上昇することがある。定期的に血糖値、HbA1c等を測定し、これらの薬剤の投与量の調整を行うこと。成長ホルモンがインスリン感受性を低下させるため。
甲状腺ホルモン
[8.3参照]
本剤投与により甲状腺機能低下が顕在化又は悪化することがあるので、甲状腺ホルモンの用量に注意すること。成長ホルモンの投与により、中枢性(二次性)甲状腺機能低下症があらわれることがあるため。

重大な副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 痙攣(頻度不明)
11.1.2 甲状腺機能亢進症(頻度不明)
11.1.3 ネフローゼ症候群(頻度不明)
11.1.4 糖尿病(頻度不明)
耐糖能低下があらわれ、糖尿病を発症することがある。[8.2、9.1.1参照]

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

1%以上1%未満頻度不明
胃腸障害嘔吐
一般・全身障害及び投与部位の状態注射部位疼痛(47.7%)、注射部位紅斑(7.3%)、注射部位そう痒感、注射部位腫脹、注射部位硬結、注射部位出血、注射部位内出血、注射部位熱感注射部位炎症、注射部位肥厚注射部位変形、注射部位蕁麻疹
眼障害眼瞼浮腫
筋骨格系及び結合組織障害四肢痛滑膜炎、成長痛
血液及びリンパ系障害貧血好酸球増加症
呼吸器、胸郭及び縦隔障害扁桃肥大
神経系障害頭痛感覚鈍麻、失神、浮動性めまい
腎及び尿路障害多尿
精神障害易刺激性、初期不眠症
代謝及び栄養障害低インスリン血症、食欲亢進高トリグリセリド血症、低コレステロール血症、低血糖、肥満
内分泌障害甲状腺機能低下症
皮膚及び皮下組織障害特発性蕁麻疹
良性、悪性及び詳細不明の新生物(嚢胞及びポリープを含む)メラノサイト性母斑
臨床検査遊離脂肪酸増加、血中クレアチンホスホキナーゼ増加低比重リポ蛋白減少
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