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エイベリス点眼液0.002%、他

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 緑内障、高眼圧症

用法・用量

  • 1回1滴、1日1回点眼する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 2.2 無水晶体眼又は眼内レンズ挿入眼の患者[嚢胞様黄斑浮腫を含む黄斑浮腫、及びそれに伴う視力低下及び視力障害を起こすおそれがある。][11.1.1参照]
  • 2.3 タフルプロストを投与中の患者[10.1参照]

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 虹彩炎、ぶどう膜炎等の眼炎症性疾患のある患者
眼炎症が悪化するおそれがある。
9.1.2 閉塞隅角緑内障の患者
使用経験がない。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。妊娠ウサギにオミデネパグ イソプロピルを皮下投与した場合、0.8mg/kg/日(臨床用量注)の40,000倍)では死亡胚胎児数、着床後胚損失率の高値、生存胎児数及び胎児生存率の低値がみられた。
注)本剤0.002%を60kgの患者の両眼に1回1滴(30μL)を点眼投与したときの投与量(0.02μg/kg/日)
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。授乳期のラットに14C-オミデネパグ イソプロピル0.03mg/kgを単回皮下投与したとき、乳汁中への移行は認められなかったが、ヒトにおける乳汁中への移行は不明である。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

8.重要な基本的注意

8.1 嚢胞様黄斑浮腫を含む黄斑浮腫、及び虹彩炎があらわれることがあるので、視力低下等の異常が認められた場合は、直ちに受診するよう患者を指導すること。[11.1.1参照]
8.2 本剤の点眼後、一時的に霧視、羞明等があらわれることがあるため、その症状が回復するまで機械類の操作や自動車等の運転には従事させないよう注意すること。

14.適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意
患者に対し以下の点に注意するよう指導すること。
<製剤共通>
・薬液汚染防止のため、点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意すること。
・患眼を開瞼して結膜のう内に点眼し、1~5分間閉瞼して涙のう部を圧迫させた後、開瞼すること。
・他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。
・遮光して保存すること。
<2.5mL点眼液>
・本剤に含まれているベンザルコニウム塩化物はソフトコンタクトレンズに吸着されることがあるので、ソフトコンタクトレンズを装用している場合には、点眼前にレンズを外し、点眼後少なくとも5~10分間の間隔をあけて再装用すること。
<ミニ点眼液>
・開封時の容器破片除去のため、使用の際は、最初の1~2滴は点眼せずに捨てること。
・保存剤を含有しないため、開封後は1回きりの使用とし、残液は廃棄すること。

16.薬物動態

16.1 血中濃度
0.0025%オミデネパグ イソプロピル点眼液注)を健康成人(日本人及び白人、各7例)の両眼に1回1滴、1日1回7日間反復点眼し、活性代謝物であるオミデネパグの血漿中濃度を測定したとき、1日目の点眼後約9分に41.5pg/mL(日本人)及び約10分に27.2pg/mL(白人)、7日目では点眼後約12分に37.5pg/mL(日本人)及び約11分に33.3pg/mL(白人)で最高濃度に達し、半減期23~32分で減少した。
16.3 分布
0.03%14C-オミデネパグ イソプロピル点眼液注)をサルに単回点眼したとき、各眼組織における濃度は点眼後15分~4時間で最高に達し、特に角膜、結膜及び線維柱帯に高濃度に分布した。これらの組織では、点眼後15分に最高濃度を示した後、消失した。
16.4 代謝
オミデネパグはヒトではCYP3A4により代謝される(in vitro)。
オミデネパグ イソプロピルは生体内のエステラーゼにより活性代謝物のオミデネパグに加水分解される。またN-脱アルキル化により代謝されると推測された。オミデネパグはさらに一酸化、N-脱アルキル化、グルクロン酸抱合、硫酸抱合及びタウリン抱合反応によって代謝されると推測された。
注)本剤が承認されている濃度は0.002%である。

併用禁忌 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
タフルプロスト
タプロス点眼液
タプコム配合点眼液
[2.3参照]
中等度以上の羞明、虹彩炎等の眼炎症が高頻度に認められている。機序不明

併用注意 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
タフルプロストを除く緑内障・高眼圧症治療薬
チモロールマレイン酸塩等
チモロールマレイン酸塩との併用例で結膜充血等の眼炎症性副作用の発現頻度の上昇が認められている。他の薬剤との併用経験はない。機序不明

重大な副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 嚢胞様黄斑浮腫を含む黄斑浮腫(5.2%)注)
視力低下、視力障害等の症状があらわれた場合は、速やかに視力検査や眼底検査、及び可能であれば光干渉断層計や蛍光眼底造影等の検査を実施し、黄斑浮腫が確認された場合は、本剤の投与中止等の適切な処置を行うこと。[2.2、8.1参照]
注)いずれも眼内レンズ挿入眼患者において認められた。

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

10%以上1~10%未満頻度不明
結膜充血(22.8%)角膜肥厚、虹彩炎(前房内細胞、前房のフレア)、眼痛、羞明、眼の不快な症状(刺激感等)、角膜上皮障害眼乾燥感
精神神経系頭痛
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