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ビベスピエアロスフィア28吸入、他

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解(長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)

用法・用量

  • 通常、成人には、1回2吸入(グリコピロニウムとして14.4μg、ホルモテロールフマル酸塩として9.6μg)を1日2回吸入投与する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 2.1 閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により、眼圧が上昇し症状を増悪させるおそれがある。]
  • 2.2 前立腺肥大等による排尿障害がある患者[抗コリン作用により、尿閉を誘発するおそれがある。]
  • 2.3 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 心血管障害(虚血性心疾患、不整脈、心不全等)及びQT間隔延長のある患者
β1作用により、症状を増悪させるおそれがある。
9.1.2 前立腺肥大症の患者(排尿障害がある場合を除く)
排尿障害が発現するおそれがある。
9.1.3 甲状腺機能亢進症の患者
甲状腺機能亢進症の症状を増悪させるおそれがある。
9.1.4 高血圧の患者
血圧を上昇させるおそれがある。
9.1.5 糖尿病の患者
グリコーゲン分解作用により症状を増悪させるおそれがある。
9.1.6 低カリウム血症の患者
Na/KATPaseを活性化し細胞外カリウムを細胞内へ移動させることにより低カリウム血症を増悪させるおそれがある。
9.1.7 気管支喘息の患者
気管支喘息の管理が十分行われるよう注意すること。
9.2 腎機能障害患者
9.2.1 重度の腎機能障害のある患者(eGFRが30mL/分/1.73m2未満の患者)又は透析を必要とする末期腎不全の患者
グリコピロニウムは主に腎排泄されるため血中濃度が上昇する可能性がある。[16.6.1参照]
9.3 肝機能障害患者
9.3.1 重度の肝機能障害のある患者
ホルモテロールは主に肝臓で代謝されるため血中濃度が上昇する可能性がある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
ヒトに対する単回投与試験で、グリコピロニウムの極めて低い胎盤通過性が報告されている。ラット及びウサギにグリコピロニウム10mg/kg/日を皮下投与したとき、胎児体重の減少がみられ、1mg/kg/日を皮下投与したとき離乳前新生児の体重増加抑制がみられた。また、ホルモテロール3mg/kg/日あるいは15mg/kg/日の経口投与により、ラット母動物では、着床数の減少及び吸収胚数並びに出生児損失の増加がみられ、同腹児数及び同腹児重量が低下した。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。グリコピロニウム及びホルモテロールのヒト乳汁への移行は不明であるが、動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

8.重要な基本的注意

8.1 用法・用量どおり正しく使用しても効果が認められない場合には、本剤が適当ではないと考えられるので、漫然と投与を継続せず中止すること。
8.2 気管支痙攣が認められた場合には、直ちに本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。他の吸入薬と同様、本剤の吸入後に気管支痙攣が誘発されるおそれがある。
8.3 本剤の投与期間中に発現する慢性閉塞性肺疾患の急性増悪に対しては、短時間作用性吸入β2刺激剤等の他の適切な薬剤を使用するよう患者に注意を与えること。また、その薬剤の使用量が増加したり、あるいは効果が十分でなくなってきた場合には、疾患の管理が十分でないことが考えられるので、可及的速やかに医療機関を受診し医師の治療を求めるよう患者に注意を与えること。
8.4 本剤の投与中止により症状が悪化するおそれがあるので、患者自身の判断で本剤の使用を中止することがないよう指導すること。また、投与を中止する場合には、観察を十分に行うこと。
8.5 過度に本剤の使用を続けた場合、不整脈、場合により心停止を起こすおそれがあるので、用法・用量を超えて投与しないよう注意すること。また、患者に対し、本剤の過度の使用による危険性について理解させ、用法・用量を超えて使用しないよう注意を与えること。[13.参照]

14.適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意
14.1.1 吸入前
(1)患者に本剤を交付する際には、使用説明書を渡し、使用方法を指導するとともに、使用説明書をよく読むよう指導すること。
(2)本剤は防湿のためアルミ包装されているので、使用開始直前にアルミ袋を開封するよう指導すること。
(3)エアゾール剤の噴霧と吸入の同調が難しいと考えられる患者にはスペーサー(吸入用補助器)を使用させることが望ましい。
14.1.2 吸入時
(1)本剤は口腔内への吸入投与のみに使用すること。
(2)よく振ってから使用すること。
14.1.3 保管時
<製剤共通>
(1)アルミ袋開封後は湿気を避けて保存すること。
<120吸入>
(2)アクチュエーターを週1回洗浄すること。

7.用法及び用量に関連する注意

本剤は1日2回、できるだけ同じ時間帯に吸入すること。

5.効能又は効果に関連する注意

5.1 本剤は慢性閉塞性肺疾患の症状の長期管理に用いること。本剤は慢性閉塞性肺疾患の増悪時における急性期治療を目的として使用する薬剤ではない。
5.2 本剤は気管支喘息治療を目的とした薬剤ではないため、気管支喘息治療の目的には使用しないこと。

16.薬物動態

16.1 血中濃度
本剤を吸入投与したとき、グリコピロニウム及びホルモテロールの薬物動態パラメータは、同じ吸入デバイスを用いて各有効成分の同用量を単独投与したときと同様であった。
16.1.1 単回投与
健康成人(23例)に本剤2吸入(グリコピロニウムとして14.4μg、ホルモテロールフマル酸塩として9.6μg)を単回投与したとき、グリコピロニウム及びホルモテロールの血漿中濃度はいずれも速やかに最高濃度に到達した。終末相の半減期(平均値)は、グリコピロニウムで4.14時間、ホルモテロールで5.25時間であった。
単回投与後の血漿中濃度(23例の平均値±標準偏差)
単回投与後の薬物動態パラメータ(平均値及び変動係数%)
測定対象Tmaxa)(h)Cmax(pg/mL)AUC0-12(pg・h/mL)t1/2(h)
グリコピロニウム(22例)0.100[0.03-0.10]9.09(71)21.8(41)4.14b)(34)
ホルモテロール(23例)0.100[0.10-2.00]12.0(59)42.5(28)5.25c)(44)
a)中央値及び範囲、b)14例、c)20例
16.1.2 反復投与
中等症から最重症の慢性閉塞性肺疾患患者(外国人83例)に本剤2吸入(グリコピロニウムとして14.4μg、ホルモテロールフマル酸塩として9.6μg)を1日2回12週間反復投与したとき、グリコピロニウム及びホルモテロールの血漿中濃度はいずれも2~3日で定常状態に到達し、AUC0-12に基づく累積係数はそれぞれ約2.3及び約1.5であった。
16.3 分布
16.3.1 血漿蛋白結合
グリコピロニウム及びホルモテロールの血漿蛋白結合率はいずれも約50%であった(in vitro試験)。
16.3.2 放射性標識体の肺内分布
本剤と同じ吸入デバイスを用い、健康成人男性(外国人10例)に放射能(99mTc)で標識したエアロゾルを単回吸入投与したとき、投与放射能の約38%が肺内に沈着した。
16.4 代謝
グリコピロニウム
グリコピロニウムの消失に占める代謝の寄与はわずかである。グリコピロニウムの主代謝物は、一水酸化体及び二水酸化体、並びに不飽和化を伴う一水酸化体であった(in vitro試験)。グリコピロニウムの代謝には主にCYP2D6が関与する(in vitro試験)。
ホルモテロール
ヒト血漿及び尿中の主代謝物は、ホルモテロールのグルクロン酸抱合体であった。尿中にはO-脱メチル化体のグルクロン酸抱合体も認められた。ホルモテロールのO-脱メチル化反応には主としてCYP2D6及びCYP2C分子種が関与する(in vitro試験)。
16.5 排泄
放射能標識したグリコピロニウムを静脈内投与したとき、投与放射能の85%が尿中に排泄された。
放射能標識したホルモテロールを経口投与後直ちに静脈内持続注入(30分)したとき、投与放射能の62%が尿中に排泄され、24%が糞中に排泄された。
16.6 特定の背景を有する患者
16.6.1 腎機能障害の影響
母集団薬物動態解析の結果、腎機能低下に伴うグリコピロニウムの曝露量の増加が示唆された。ホルモテロールの曝露量に及ぼす腎機能障害の影響は認められなかった。[9.2.1参照]
16.6.2 肝機能障害の影響
肝機能障害患者を対象とした試験は実施していない。グリコピロニウムは主に腎排泄によって体内から消失するため、肝機能障害による影響を受けにくいと考えられる。ホルモテロールは主に肝代謝によって体内から消失するため、重度肝機能障害を有する患者では、曝露量の増加が予測される。

併用注意 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
カテコールアミン
アドレナリン
イソプレナリン等
不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがあるので、副作用の発現に注意し、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。併用により、アドレナリン作動性神経刺激の増大が起きる。
そのため、不整脈を起こすことがある。
キサンチン誘導体
テオフィリン
アミノフィリン等
[11.1.2参照]
低カリウム血症による不整脈を起こすおそれがある。血清カリウム値のモニターを行うことが望ましい。キサンチン誘導体はアドレナリン作動性神経刺激を増大させるため、血清カリウム値の低下を増強することがある。
全身性ステロイド剤
プレドニゾロン
ベタメタゾン等
[11.1.2参照]
低カリウム血症による不整脈を起こすおそれがある。血清カリウム値のモニターを行うことが望ましい。全身性ステロイド剤及び利尿剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が増強することが考えられる。
利尿剤
フロセミド等
[11.1.2参照]
低カリウム血症による不整脈を起こすおそれがある。血清カリウム値のモニターを行うことが望ましい。全身性ステロイド剤及び利尿剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が増強することが考えられる。
β遮断剤
アテノロール等
ホルモテロールの作用を減弱する可能性がある。β受容体において競合的に拮抗する。
QT間隔延長を起こすことが知られている薬剤
抗不整脈剤
キニジン
プロカインアミド
ジソピラミド等
三環系抗うつ剤等
イミプラミン等
QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大するおそれがある。いずれもQT間隔を延長させる可能性がある。

重大な副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 心房細動(0.1%)
11.1.2 重篤な血清カリウム値の低下(頻度不明)[10.2参照]

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

1%未満頻度不明
消化器口内乾燥、悪心
精神神経系頭痛、浮動性めまい、落ち着きのなさ、不眠症、振戦不安、激越
循環器頻脈、動悸上室性頻脈、期外収縮
筋・骨格系筋痙縮
内分泌高血糖
泌尿器尿閉尿路感染
一般的全身障害胸痛、過敏症
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