高血圧が原因の腎臓の病気です。腎臓に無数にある細小動脈などの細い血管に動脈硬化が生じて腎臓に機能障害が起こる病気です。
症状は現れませんが、放置しておくと、腎不全に移行して血液透析が必要になったり、脳卒中や心筋梗塞を起こしたりするようになります。
心臓や眼底など他の高血圧に基づく病気を合併していることも多いので、その検査も必要です。
治療は、高血圧をコントロールする降圧療法と生活習慣の改善が中心です。
腎臓の機能を守るためには複数の降圧薬を使い、降圧薬を増量するときはゆっくりと慎重に行います。
高血圧の管理が大事です。家庭で毎日血圧を測定して、定期検診日には持参しましょう。