硬膜外血腫とは、頭蓋骨と、その内側の膜である硬膜との間に血液がたまっている状態をいいます。
診断のためには頭部CTを行います。
血腫が脳を外側から圧迫するので、片麻痺や意識障害を起こすことがあります。血腫が増大すれば命に危険が及ぶこともあります。
血腫の厚みや量、症状によっては緊急手術により血腫を取り除く必要があります。脳に損傷がなければ、手術により予後は良好とされます。
血腫が少量の場合は、緊急手術を行わずに入院して経過観察行うことが可能です。血種の増大が無く他部位の損傷も無ければ、血種が自然に吸収されるのを待つのみで、数日から1週間程度で退院して外来で経過観察することも可能です。