てんかんは脳の病気の一つで、人口の0.8%が罹患しています。

原因はさまざまですが、多くの場合、進行することはありません。

てんかんの約8割の患者さんは、治療により発作は治まります。

治療の中心は薬物療法です。効果の高い新薬も出ています。薬剤治療に抵抗する場合には、外科治療などが選ばれることがあります。

脳波はもっとも大切な検査です。MRIなどの画像検査は必要に応じて行います。

定期的に血液検査を行います。薬の作用や副作用をみるためです。

発作の有無について、きちんと医師に伝えてください。発作表を付けるのもよい方法です。

発作以外の症状や困ったことがあったら医師に伝えてください。

薬は正しく服用してください。なお、薬の副作用として、睡眠や気分の変化、食欲の変化、体調の変化などが現れることがあります。

発作が治まって2年たつまで、運転は控えてください。

生活や社会のサポートについての情報を集めましょう。通院医療費補助制度などもあります。

普段の生活では
  • できるだけ制限の少ない、積極的な生活を心がけましょう。
  • 薬は忘れずにきちんと服用しましょう。
  • 発作の誘因になることは避けましょう。