痙攣重積発作は、てんかん発作が長く続いたり、繰り返して起こる症状をいいます。
脳皮質神経細胞の過剰な興奮や呼吸抑制による低酸素状態によって神経細胞が障害される可能性があります。できるだけ早く発作をコントロールすることが大切です。
発作が治まったのちに一過性の運動麻痺(トッド麻痺)が現れることがあります。
治療では、抗てんかん薬の静脈注射や筋肉注射が行われます。コントロール不良の場合は、全身麻酔薬を用いての呼吸器管理が必要になります。
脳腫瘍など原因疾患がある場合は、痙攣コントロールに加えて原因疾患の治療が必要になります。
抗てんかん薬は忘れずに必ず服用してください。
発作頻度が増したり、発作パターンが変化したりした場合には受診してください。
睡眠を十分に取ってください。
過労やストレスをできるだけ避けてください。
駅のホームの端など発作時に危険となる場所は歩かないようにしてください。
車の運転は、必ず主治医の許可を得てください。