菌血症とは、何らかの原因で細菌が血液の中に混入した状態をいいます。
原因はさまざまです。歯磨きなどで一時的に菌血症になることもあります。
体のどこかに細菌の感染による病巣があり、それが原因となっている場合、治療が遅れると感染が全身に影響を及ぼし、血圧の低下、意識障害、腎臓や肝臓などの機能の悪化などを生じることがあります。
診断には、血液を採取して培養して調べる血液培養が行われます。血液培養を繰り返し行う場合もあります。
原因によっては、治療が長期間にわたることがあります。
細菌が留置型カテーテルや人工関節、人工弁、ペースメーカーなどの人工物に付着し、新たな感染を生じたり、治療が難しくなる場合があります。こうした人工物が体内にある方は、医師にその旨を伝えましょう。
熱が続く、症状が改善しない、症状がぶり返すなどの場合は、速やかに再受診してください。
治療薬の使用中に、皮疹、吐き気、嘔吐、下痢などが現れた場合は、速やかに再受診してください。
抗菌薬を長期間使用する場合は、副作用などについて医師などから十分な説明を受けましょう。
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