肺炎の原因として最も多い原因は、肺炎球菌です。肺炎球菌が増殖することによって、発熱、呼吸困難、咳、喀痰、全身倦怠感、意識障害などの症状をもたらします。

呼吸障害や意識障害の程度、血液検査、患者さんの背景などを参考に重症度を決め、必要に応じて入院治療、集中治療を行うことがあります。呼吸状態が悪い時には、酸素吸入や気管挿入、人工呼吸管理を行う場合もあります。

基本的にはペニシリン系薬剤による治療が第一選択肢です。

ペニシリンへのアレルギーがある場合や、耐性度の高い肺炎球菌の場合は、別の抗生物質を使います。

普段の生活で気をつけてほしいこと
  • 人から人へうつることがあるので、マスクをして、手洗いをまめにしましょう。
  • タバコはやめましょう。
  • インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンによって、ある程度の予防効果があります。この機会に接種するようにしましょう。