心臓から肺に血液を送る肺動脈の血圧が高くなり、心臓と肺の機能に障害をもたらす、珍しい病気です。
原因不明のため、まだ完全に治る治療方法は見つかっていません。しかし、近年の各種治療法の進歩に伴い、生存率は年々向上しています。
厚生労働省が指定する特定疾患治療研究事業対策疾患(難病)になっています。申請すれば医療費の補助が受けられます。
治療は長期間になることが予想されます。病気の状態によっては、体内にカテーテルを埋め込み、持続して薬を静脈内に投与する持続注射療法が必要になることがあります。
息切れ、胸のどきどき、疲れやすさなどの症状が現れたり、強くなったときは再受診してください。
今まで経験したことがない症状が出たときは再受診してください。
家族など周囲の人に、自分が疲れやすい状態にあることを伝えておくことをお勧めします。
疲れ果てて死にたいと思うようなときは、再受診してください。
喫煙、妊娠や出産、過度のストレス、気道感染などにより症状が強くなることがあるので注意が必要です。