腸結核は結核の一種であり、結核菌が腸内に侵入して潰瘍を起こす病気です。
発熱、下痢、腹痛等の症状が現れます。
肺結核とは異なり、腸結核だけの場合には、便中への結核菌排出による他人への二次感染の心配はほとんどありません。
治療は抗結核薬を服用します。約1年間の治療が必要になるとされています。
腸結核患者が出た場合、日本では感染症法に基づいて、保健所への届出が義務付けられています。また、国からの治療費補助があります。
治療薬を欠かさず飲むことが大切です。
1カ月に1回程度通院し、薬による副作用がないかを血液検査などで確認します。
発熱、発疹、視野異常などの症状が出た場合には、すぐに受診してください。
内服薬の種類によっては、抗結核薬との相互作用があることがあるので、すでに服用している薬がある場合、また、新たに服用する薬がある場合には、医師にその旨を告げてください。
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