胆石をもっている人は急性胆のう炎を起こしやすく、胆石が胆のう管にはまって、そこに細菌感染が起きて発症します。
症状としては、食後数時間してからの吐き気や嘔吐、上腹部の痛み、悪寒や発熱などがあげられます。
急性胆のう炎を発症した場合は、特別の理由がなければ、急性期の胆のう摘出手術を行います。これが最も適した治療法です。
手術は腹腔鏡下胆のう摘出術です。これは、お腹を切るのではなく、腹部に数カ所小さな穴を開けて内視鏡でカメラを見ながら行う手術です。
手術後の入院期間は数日~1週間程度です。
軽度の急性胆のう炎は経過観察も可能です。ただし、再燃することもあるので、早めに胆のう摘出手術を受けるとよいでしょう。
手術後、数カ月~半年間程度、脂肪摂取後に下痢がみられることがありますが、自然に治まります。心配はいりません。