総胆管結石症は、胆汁の流れ道である胆管に石ができる病気です。石によって胆汁の流れが悪くなり、そこに細菌が感染して炎症が起こりやすくなります。

炎症が起きたときの症状は、腹痛、発熱、皮膚や白目部分が黄色くなる黄疸などがみられます。ときには急性胆管炎を起こして、重症化することがあり、最悪の場合、命にかかわることがあります。

胆管の中にある石を取り除きます。取り除く方法としては内視鏡で治療する方法、手術で治療する方法があります。

重症化した場合で、緊急性があるときは、石を取り除くことをせずに、とりあえず胆汁の流れを回復させる方法だけを短時間に手早く行うこともあります。

普段の生活で気をつけてほしいこと
  • 総胆管結石症では、いったん石を取り除いても再発することがあります。腹痛、発熱、黄疸などの症状が見られたときは、早めに受診しましょう。