ホジキンリンパ腫は悪性リンパ腫の一つで、白血球の中のリンパ球が悪性化し、全身のリンパ節が腫れたり、腫瘤ができたりする病気です。
もっとも多いリンパ節の腫れは、頸部で半数以上の方に認めます。次いで胸のところにある縦隔リンパ節、腋の下のリンパ節、腹部大動脈領域のリンパ腫、脾臓などに腫れがみられます。
リンパ腫の腫れは多くは痛みがなく、ゴムのような硬さです。その他、発熱、体重減少、寝汗などの自覚症状があります。
化学療法や放射線治療により高い効果が期待できます。
限局期と診断された場合の20年生存率は約70%、全身に進行している場合は50%前後と報告されています。
診断は、腫れているリンパ節を切除して顕微鏡で調べる生検で確定します。診断後は、病期の広がりを調べるために全身CT検査、PET検査、骨髄検査、胃内視鏡などを行い、治療を決定するために、採血検査、尿検査、心電図検査、心臓超音波検査、肺機能検査などを行います。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |