先端巨大症は、成長ホルモン産生下垂体腫瘍によって引き起こされる病気です。

顔つきの変化、手足の肥大、頭痛、発汗、疲れやすさ、関節痛、腰痛症、不正咬合、月経異常、視野異常などの症状とともに、高血圧症、糖尿病、心不全、脂質異常、睡眠時無呼吸症候群、大腸癌、甲状腺癌など一部の悪性腫瘍を合併します。

治療は手術が基本で、必要に応じて薬物療法を行います。

治療によってホルモンが正常化すると、症状が改善するとともに合併症の予防や、予後の改善が期待できます。

治療費が高額になる可能性がありますが、厚労省の指定難病に認定されているため公的補助が受けられます。

頭痛、発汗、疲れやすさ、関節痛、腰痛症、不正咬合、月経異常、視野異常などの症状が出現あるいは悪化したときは受診してください。

ホルモン補充療法をしている場合には、指示に従い、飲み忘れがないように気をつけてください。

特に、副腎皮質ホルモンを補充している場合には、ストレス時の増量を行ってください。