高LDLコレステロール血症とは、一般に悪玉コレステロールといわれるLDLコレステロールが血液中に増えすぎた状態をいいます。
自覚症状は現れません。しかし放置すると動脈硬化が進み、心筋梗塞などの重篤な病気を発症しやすくなります。高LDLコレステロール血症の治療は、動脈硬化性疾患の発症の予防につながります。
治療は、食事療法を中心とした生活習慣の改善から始まります。LDLコレステロール値が適正なレベルに下がらない場合には、薬物療法が必要になります。
治療効果を判定するために、治療初期には毎月1回、治療効果が安定しているときには3~4カ月に1回程度の、空腹時の血液検査が必要です。
血縁者にコレステロール値が高い人や心臓病の人がいたら主治医に伝えてください。
治療薬の服用中に、倦怠感や筋肉痛、褐色の尿などが出た場合は主治医に伝えてください。
薬を飲み忘れた場合、次の日にまとめて2日分飲むのはやめてください。