血液中の尿酸濃度(尿酸値)が異常に高い状態のことで、痛風の前段階です。無症状であれば、治療を急ぐ必要はありません。
心筋梗塞や脳卒中の危険が高くなる因子のひとつです。
尿酸濃度が高くなったら、痛風発作、尿路結石、腎障害などの病気に気をつける必要があります。
服用している薬や、ほかの病気によって尿酸値が高くなることがあります。
関節炎や腹痛があるときは医療機関を受診してください。その際、「高尿酸血症を指摘されたことがある」と医師に伝えてください。
プリン体という物質は尿酸値を高めます。プリン体が多く含まれる肉類や魚介類、アルコールや糖質は、過剰に摂取するのを避けたほうがよいでしょう。
乳製品、コーヒー、葉酸は痛風発作を予防する効果があるかもしれません。
尿酸値だけでなく、肥満、喫煙、脂質異常症、高血圧、糖尿病など動脈硬化の危険因子、尿タンパクについても定期的にチェックを受けましょう。