ウイルス性関節炎は、ウイルスに感染したことが原因で、関節が腫れたり痛みが出たりする病気です。
原因となるウイルスには、小児によくみられるリンゴ病のパルボウイルスやB19(ヒトパルボウイルス)、風疹ウイルス、肝炎ウイルス、手足口病などを起こすエンテロウイルスなどがあります。
診断をつけるときは、頻度の高いウイルス感染症と可能性のあるウイルス感染症について血液検査で鑑別し、また、関節リウマチ、膠原病との鑑別も行って、確定します。
治療は対症療法になります。痛みや腫れ、炎症の度合いに応じて鎮痛薬や抗炎症薬を用います。
ウイルス性関節炎の予後は良好で、一般に、数日から数週間以内に快方に向かいます。
関節の腫れが1カ月を過ぎても持続するようなとき、皮疹が持続したり新たに出現したりするとき、あるいは体重が日に日に増加したり、顔や手足がむくんだりするようなときは必ず受診しましょう。
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