レイノー現象は、寒さなどの刺激で手足の指が白くなったり、紫になったりする現象で、しびれ感や痛みを伴うことがあります。本来、人間の皮膚の血管は寒いときは皮膚から体温を奪われないように収縮して細くなりますが、このような現象が過敏に反応して起こる症状です。
レイノー現象だけで他に問題になる症状がない場合が多いのですが、全身の臓器に炎症を起こして機能障害をもたらす膠原病(こうげんびょう)など、全身病の一症状としてレイノー現象が現れることもあります。
指先の色の変化や痛みが30分~1時間以上も続くようなときは、指先が壊死する場合があるので、すぐに受診する必要があります。
今のところ、確立した治療法はありません。寒冷刺激に注意し、予防することが大事です。
膠原病などレイノー現象を起こす疾患がある場合は、その病気を治療します。
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