全身性エリテマトーデスは、自己免疫によって炎症を起こす疾患で、全身の臓器を傷害する可能性があります。特に腎臓に障害が現れた場合を全身性エリテマトーデス腎障害といいます。中でも、活動性の高いループス腎炎は、治療をしないと腎不全になる可能性があります。
ループス腎炎には、6つの型があり、組織型によって治療方法や予後が異なってきます。
検査では入院して腎臓の組織の一部を採取して顕微鏡で調べる腎生検を行い、種類を確定して治療法を決定します。
治療にはステロイド薬や免疫抑制薬を使います。薬については、その必要性や副作用、合併症の可能性などをよく理解しておきましょう。
長期的な治療が必要になるので、薬を処方された場合、副作用がないことを確認しながら医師の指導に従いましょう。薬が合わないと思ったときは受診しましょう。
初期治療や、症状が重いときは感染症にかかりやすいものです。病気の悪化を早く見つけるためにも、入院して管理しながら治療を行います。
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