乳腺症は、特に30~40歳代の女性に多い、乳腺の良性の疾患です。
症状としては、乳腺のしこり、張り、痛み、乳頭異常分泌などが見られます。
原因は女性ホルモンの影響とみられます。乳腺は女性ホルモンの影響を受けてたえず変化します。この女性ホルモンのバランスの乱れにより症状を引き起こすと考えられます。
基本的に治療の必要はありません。経過を観察します。閉経すると、多くは症状が消失していきます。
将来、乳がんになるかどうかについてはほとんどわかっていません。ただし、ごく一部にリスクの高い乳腺症があるので、1年に1度、乳がん検診を受けるようにしましょう。
検査は乳がんの存在を否定するための画像検査です。さらに必要なら専門病院で精密検査を行います。
治療は必要ありません。痛みなどが気になるときは、日常生活で工夫をしてみましょう。
痛みがひどい場合は、鎮痛剤が処方されることもあります。