乳房内の乳腺は乳汁を分泌する小葉(しょうよう)と、小葉から乳頭までを結ぶ乳管とから成ります。乳がんは乳管や小葉の内腔にできるがんです。
浸潤性乳がんは、がん細胞が乳管や小葉を破って外に出ているものをいいます。
浸潤性乳がんが広がると周囲の組織のリンパ管を通って腋窩(えきか)リンパ節に転移し、さらに肺、肝臓、骨などに転移することがあります。
検査は、マンモグラフィと超音波検査をし、さらに腫瘍に針を刺してがん細胞の有無を調べます。
乳がんと診断が出たら、MRI 検査で病変の広がりを調べます。必要に応じて超音波検査を行い、腋窩リンパ節の腫れ(腫大)などを調べます。
治療は手術、放射線治療、内分泌治療、抗がん剤治療があります。病気の性質や程度に応じて選択します。
術後の合併症に注意しましょう。