乳がんの中でも診断が難しいがんです。乳房がオレンジの皮のように赤く腫れるのが主な症状です。皮膚を含めて組織を検査しますが、一度で診断がつかないこともあります。

炎症性乳がんの疑いがあるときは乳房のX線、超音波検査を行い、疑わしい部分は組織を採って顕微鏡で組織検査します。その他、がんの広がりを見るMRI、がんの全身への転移を見るCT検査を行います。

疑いはあるものの、炎症と区別することも難しく、すぐに診断がつかない場合は、抗生剤などで治療して様子を見ながら、2週間くらいの経過を見て、改善しない場合は必ず、再度診察を受けるようにしましょう。

治療は抗がん剤の投与が中心です。手術は乳房切除術になります。手術後に放射線治療を行います。