丹毒は、皮膚に細菌が感染して起こる皮膚病の一種です

ほとんどの場合、A群溶連菌によって起こります。

糖尿病にかかっている人や免疫の低下している人、足に水分がたまって腫れている人に起こりやすいです。

主な症状は、急激に出てくる皮膚の痛みと鮮やかな赤み、腫れなどです。特に、健康な皮膚との境目がはっきりとしているのが特徴です。多くの場合、熱や寒気も現れます。

診断は、医師が皮膚の状態を観察することによってつけられます。特別な検査は必要としません。

処方された抗生物質は、医師や薬剤師に指示された通りに服用してください。

赤みや痛みの範囲が急激に広がった場合は、速やかに医療機関へ連絡してください。

普段の生活で気をつけてほしいこと
  • 足や手に腫れがある場合は、そこを体の他の部位より少し高い位置に、できるだけ上げておいてください。
  • 休養と水分をしっかりとってください。
  • 入浴などで患部を温めると腫れがひどくなることがあるので、注意してください。
  • 痛みや腫れのある間は、患部を動かしたり下にしたりすることは、できるだけ避けてください。