じんま疹は、皮膚の一部が突然赤くくっきりと盛り上がり、かゆみを伴う皮疹です。多くは数十分~数時間内に消えますが、中には半日から1日くらいまで続くものもあります。

じんま疹は、食べ物や薬剤、食品添加物などが誘因となって起こるアレルギー性、温熱や寒冷、精神的緊張などによって起こる非アレルギー性に分かれるほか、いろいろなタイプがあります。多くの場合は、明らかな原因をみつけることができない、特発性のじんま疹です。

治療は可能なら原因を取り除くことと、症状が出ないようにする薬を飲むことです。主として抗ヒスタミン薬が用いられます。

抗ヒスタミン薬の種類によっては、眠気が出るものがあります。車の運転には注意しましょう。

抗ヒスタミン薬は毎日服用し、じんま疹が出ない状態をめざします。

症状が出なくなっても、しばらくは薬を飲み続けます。

1~2週間に1度、外来を受診します。治療効果をみながら薬を変更していきます。

普段の生活で気をつけてほしいこと
  • 睡眠と休養はたっぷりとり、規則正しい生活をしましょう。
  • 風邪をひかないようにしましょう
  • お酒や刺激物は控えましょう。
  • じんま疹の原因になりやすいタケノコ、サバ、マグロなどの食品は控えましょう。