ベーチェット病は自己免疫疾患の一つで、原因不明の慢性病です。眼、皮膚、粘膜を中心にさまざまな症状を繰り返す全身疾患です。

眼に関しては、黒目の周囲の白目の充血、眼のかすみ、視力低下、まぶしさ、眼の痛みなどの症状を呈す眼のぶどう膜炎がみられます。

眼の症状の発作を繰り返し、急に視力が低下して見えなくなることがあります。時間がたつと発作の症状も軽くなります。

特定疾患に認定され、公費対象になっているので、きちんと認定を受けて治療しましょう。

治療法としては、発作頻度を低くするために、さまざまな薬剤を組み合わせて、長期に服用します。なお、生物製剤というタイプの薬が使用できるようになって、視力低下の予後は改善してきました。

治療は継続的に行うことが大事です。急に見えなくなるなどの発作時には速やかに受診しましょう。大きな発作が起きたときは、入院して治療を行います。

普段の生活で気をつけてほしいこと
  • 規則正しい生活を心がけましょう。