痙攣発作は、体の筋肉が自分の意思とは関係なく、収縮を繰り返す現象です。
体の一部だけ痙攣する場合と、全身に痙攣が現れる場合とがあります。また、意識がもうろうとする意識障害を伴うものと、意識が正常なものがあります。
痙攣で大切なことは、まずは痙攣を止めること、次に痙攣を起こした"原因"を見つけることです。そのためには、今後も外来に来ていただいて詳しい検査をしていく場合がありますので、必ず指示どおりに受診してください。
原因としては、てんかんをはじめ、血液中のミネラルバランスの異常、低血糖、脳卒中、脳腫瘍、髄膜炎などの脳の病気、頭のけが、薬物中毒症、精神疾患などさまざまな病気があります。
痙攣が30分以上続くときは、脳がダメージを受けることがあります。痙攣が15分以内に治まらないときは、速やかに医療機関を受診してください。
4~5%の人が一生のうち一度は経験するといわれています。
多くの場合、数分以内で自然に治まります。
特に全身の痙攣や意識障害を伴う痙攣の場合は、原因が判明し、状態が安定したことが確認されるまでは、自動車などの運転は控えてください。
月経、睡眠不足、ストレスなどは痙攣を起こしやすくします。睡眠を十分に取り、ストレスを避けるように心掛けてください。
チカチカするような強い光や、大きな音や騒音、過度の運動などは痙攣を起こすきっかけとなることがありますので、なるべく避けてください。
再び起きた痙攣が、15分以上続くときは、再受診してください。
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