けがをしたときは、感染などをチェックする血液検査、骨折などをチェックするレントゲン検査、内臓の損傷を調べる超音波検査やCTなどの検査を行います。

外傷は、救急外来での初期評価だけでは不十分です。後日、専門医、またはかかりつけ医の診察を受けましょう。

初回の検査で骨折や内臓の損傷などの異常が見つからなくても、のちに症状がはっきりしてくることがあります。例えば、骨折は、初回診察で認められなくても、後日明らかになるケースがあります。そのため、骨折の所見がなくても、骨折に準じて患部を固定することがあります。

<頭部外傷>

当日は自宅で安静にしていましょう。丸1日は安静が必要です。振動の強い乗り物、激しい運動は避けましょう。コーヒー、酒、チョコレート、香辛料など刺激の強いものは控えましょう。

頭痛や吐き気、嘔吐、手足のしびれ、力が入らない、歩き方がおかしい、趣味などへの興味を失い、ぼんやりしているというときは病院へ連絡しましょう。このような症状が1~2カ月後に現れたときは慢性硬膜下血腫の可能性があります。

<四肢外傷>

当日は安静にしていましょう。けがをした場所の痛み、腫れ、赤み、発熱が徐々に悪化するときは病院へ連絡しましょう。