アセトアミノフェンは、病院で処方される解熱鎮痛薬だけでなく、薬局で市販されている解熱鎮痛薬や総合感冒薬にも多く含まれている成分です。
大量に摂取した場合には、肝臓や腎臓に障害が出てくる恐れがあります。時には生命に危険が及ぶ場合もあります。症状としては、倦怠感、皮膚が黄色くなる、尿の色が濃くなる、尿が出にくくなるなどがみられます。
症状から中毒が疑われれば、血液検査によって、アセトアミノフェンの血中濃度、肝機能障害の有無をチェックします。
アセトアミノフェンを摂取した量や患者さんの健康状態に応じて、解毒剤のN-アセチルシステインによる治療を行います。その後は、肝機能や腎機能に障害が出現しないかを、定期的に血液検査によりチェックします。
治療が不要な場合でも、アセトアミノフェン摂取してから数日後に肝機能障害が出る場合があり、医師の指示に応じて通院が必要になることがあります。
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