急性ニコチン中毒は、ニコチンが含まれるタバコやタバコ関連の商品を摂取することによって起きる中毒です。
タバコを摂取した場合はすぐに嘔吐して排出するので、中毒に至ることはありませんが、タバコを水などに浸けた液体やニコチンそのものを摂取したときは危険です。
症状としては、軽症の場合はめまいや発汗、悪心、嘔吐、下痢、腹痛などがみられます。重症の場合は、意識障害、けいれん、ショック、呼吸停止などを起こすことがあります。
摂取してから3時間(ニコチンパックの場合は6時間)経過しても無症状の場合は、治療は不要です。ただし、吐き気・嘔吐、意識障害が出たら夜間でもすぐに緊急受診しましょう。
吐き気や嘔吐が続いている間はミネラルなどを含んだ水分を補給します。
意識障害や血圧低下などの重篤な症状があるときはすぐに入院して集中治療管理が必要です。症状が改善するまで入院します。
意図的にニコチンを摂取する場合は、自殺願望も考えられ、精神科を受診する必要があります。
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