暴れる原因は精神的疾患と器質的疾患に分類できます。

精神的疾患の場合は、パニック障害、認知症などに見られる意識混濁(いしきこんだく)や幻覚(せん妄)、統合失調症などの精神疾患などが原因になります。

器質的疾患の場合は、脳出血・くも膜下出血・慢性硬膜下出血などの脳血管疾患、ナトリウム・低血糖・高血糖などの電解質異常、甲状腺機能亢進症・副腎不全などの内分泌疾患などが原因になります。

病院ではまず、全身状態の安定化を図ります。その上で血液検査、甲状腺検査、頭部CT検査など各種の検査を行います。

器質的疾患を認めれば専門の医師と相談し、治療を開始します。器質的疾患が認められない場合は精神科の診察をお願いします。

器質的疾患が原因とわかれば、入院して内科的疾患の治療を行います。

精神的疾患とわかれば、入院して治療します。

重篤な症状を認めないときは、症状が安定したところで帰宅し、家で様子をみることになります。

普段の生活で気をつけてほしいこと
  • 自宅に帰っても家族の目の届くところで生活させましょう。
  • 再度暴れるようなときは受診してください。また、暴れるだけでなく、発熱、吐き気・嘔吐、頭痛、胸痛、腹痛、けいれんなどがあれば、すぐに病院に連絡し、受診してください。