動悸は、普段は意識しない心臓の拍動を感じる症状のことです。いわゆる「心臓がドキドキする状態」です。

「動悸がする」と訴えて病院を訪れる患者さんは多くおり、一般的な症候のひとつです。

動悸の原因で最も多いのは、不整脈を中心とした心疾患ですが、特に重い心臓病である可能性はそれほど高くありません。

原因で心疾患に次いで多いのが不安やパニック障害などの精神疾患です。動悸は、精神的な原因でも起きます。

薬の種類によっては、服用すると動悸が激しくなる場合があります。自分で内服している薬の種類や、副作用について知っておくことが大切です。

めまいや失神、胸痛を伴う場合は、重い病気の場合があります。すぐに医療機関を受診してください。

動悸が長時間続いたり、何度も繰り返す場合は、心疾患の可能性が高いと考えられます。医療機関を受診したほうがよいでしょう。

普段の生活で気をつけてほしいこと
  • 規則正しい生活を心掛けましょう。
  • 十分に休養をとり、疲れを残さないようにしましょう。
  • 十分に睡眠をとってください。
  • ストレスをためないようにしましょう。
  • お酒は動悸(不整脈)の原因となるので、飲まないようにしましょう。
  • たばこは動悸の原因となるので、禁煙しましょう。