胸痛の原因はさまざまです。中でも注意しなければならないのが、心臓の病気や肺の病気に関連する胸痛です。
狭心症や心筋梗塞などの心臓の発作は、救急外来の検査では原因がみつからないことがあります。肺が縮んでしまう気胸も、レントゲンでは映らない場合があります。帯状疱疹の場合も、最初に痛みがありますが、のちに発疹が出て初めて診断がつきます。
このように異常がはっきりしないときは、家庭で経過をよく観察し、3日以内にかかりつけ医や近くの内科医を受診し、きちんと検査しましょう。
胸痛が再発したり悪化したりしたとき、また、冷や汗、息苦しさ、血痰、強い背中の痛み、みぞおちの痛み、吐き気、発熱があるときは受診しましょう。